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男性の更年期障害。その症状と自分でできる対策について。

徐々に表れる男性の更年期障害は、しっかり対策をして乗り切りましょう。

男性の更年期障害とは

更年期障害というと閉経前後の女性特有の症状をイメージしがちですが、男性にも更年期障害はありますし、男性の場合は40代~60代と年代の幅が広く、徐々に症状が現れるのが特徴です。

主に男性ホルモンの減少が原因とされており、症状としてはイライラしたり、憂うつを感じたり、不眠になるといった精神的な症状と、疲労感や多汗、頭痛、性機能の低下などの身体的な症状が現れます。また、こうした症状はすべての人に現れるわけではなく、人によって現れる症状もその程度も異なるので、自分が必ずしも典型的な症状でなくても不審に思うことはありません。

自分でできる更年期障害対策

更年期障害は男性ホルモンの低下が主な原因ですから、自分でできる対策としては生活習慣の改善が大切です。

 

十分な睡眠

ホルモンの分泌を促すためには、十分な睡眠が大切です。睡眠時間を確保するのと同時に、睡眠直前のスマホやパソコンなどは控えて、睡眠の質を上げるように心がけましょう。

寝室の温度や湿度、寝具やパジャマなども見直して、良質の睡眠がとれるような環境づくりを行います。

 

適度な運動

適度な運動はそれ自体が男性ホルモンの分泌を促します。一駅遠くまで歩いたり、エレベーターを利用せずに階段を使うなど、生活の中で運動を取り入れてみるとよいでしょう。運動による疲労でぐっすり眠れるので、良質な睡眠にも繋がります。

 

ストレスの軽減

ストレスは、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。40代~60代の男性というと、社会的にも家庭的にも負担が大きく、ストレスを感じやすい年代ですが、趣味の時間をとるなどして、楽しみながらストレス解消に努めましょう。

 

食生活の改善

バランスの良い食事は、ホルモンバランスを整えます。良質のたんぱく質をしっかり摂り、ニンニクや玉ねぎといった男性ホルモンの分泌を促す食材を積極的に食事に取り入れてみましょう。

 

競争心を保つ

競い合うことで、男性ホルモンの分泌が促されるということが分かっています。スポーツやゲームなど、楽しみながら競い合うことのできる趣味を持つと、ストレス解消にもなってよいでしょう。

 

プロの手も借りて対策を

更年期障害の症状や程度は人によって異なりますから、自分で行う対策だけではなかなか改善しないことも多いです。そんな時はプロの手を借りることも大切。

病院で薬を処方してもらったり、鍼灸院で自律神経を整える鍼灸の施術を受けたりするのも一つの方法です。接骨院で背骨を矯正して血液やリンパの流れを整えることで、症状の緩和が促されることもあります。

まとめ

男性の更年期障害は認知度が低いため、長期に及ぶこともあり、本人にとってはとても辛い問題です。日常で自分でもできる対策は積極的に取り入れ、プロの手も借りながら少しずつ乗り切っていきましょう。