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一日の乱れた心をリセット、心も体も健やか。スリー・グッド・シングスとネガティブ・ダストビンについて。

心をケアして健やかに保つために、スリー・グッド・シングスとネガティブ・ダストビンという方法が注目されています。

 心のケアの大切さ

毎日の生活では、仕事の重圧や人間関係などさまざまなストレスにさらされています。ストレスは、気持ちを下降させるだけでなく、肌あれや体調不良など身体にも影響を及ぼしますから、疲れた心をしっかりケアして、健やかに保つことが大切です。その方法として、一日の終わりに行うスリー・グッド・シングスとネガティブ・ダストビンが注目されています。簡単ですが、どちらも科学的に効果が認められているものですので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

スリー・グッド・シングス

スリー・グッド・シングスとは、夜寝る前にその日に合った「いいこと」を3つ書き出すというものです。布団の中で3つ思い浮かべるだけでもいいですし、紙切れに書きつけるのでも大丈夫ですが、ノートなどを用意して、毎日3つ書いていくようにすると、後から見ても「いいこと」がたくさん思い返せるので効果的でしょう。これは米ペンシルベニア大学で心理学を研究するセリグマン博士により生み出された方法で、1000名以上の人により実験が行われています。スリー・グッド・シングスを行うことによりポジティブな記憶を意識することで、幸福度がアップし、抑うつ度が減少します。また、ストレス耐性がアップしたり、他人との信頼関係を維持しやすくなるといったこともわかりました。

 

ネガティブ・ダストビン

ネガティブ・ダストビンは、スリー・グッド・シングスとは逆で、その日あった辛かったことや、自分の嫌なところへの心理的なストレスを解消するための方法です。こちらも具体的な方法は簡単で、辛かったことや嫌な点を紙に書いて、それを破ってゴミ箱にポイっと投げ込むだけです。ため込んでしまいがちなネガティブ思考の元を、紙に書くことで物質化して実際に捨ててしまうことで、脳がその感情も一緒に捨てていると認識するとされています。こちらもスペインのオートノマ大学で行われた実験により提唱されている理論ですから、信頼できるのではないでしょうか。

まとめ

ストレスの多い生活の中で、心を健やかに保つ方法としてスリー・グッド・シングスやネガティブ・ダストビンはとても有効です。どちらも簡単に出来るものですから、習慣にしてみてはいかがでしょうか。疲れたときや、精神的にきついと感じた日だけでもやってみてもいいかもしれません。