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なかなか止まらないしゃっくり(吃逆)の原因と対策4つ。

しゃっくりは横隔膜の痙攣ですが、その原因はいろいろ考えられます。

しゃっくりってなに?

しゃっくりは、何らかの原因で横隔膜が痙攣をおこすことによって起こるもので、医学的な正式名称は吃逆(きつぎゃく)といいます。横隔膜が痙攣すると、その収縮によって声帯が急に閉じてしまい、「ヒック!」という音が出るのです。

しゃっくりの原因

しゃっくりの原因はいろいろありますが、まず考えられるのが、横隔膜に走る神経を刺激するような食べ物です。熱いものや冷たいもの、辛いものなど、刺激の強いものを食べたときにしゃっくりが出ることがあります。また、炭酸飲料を飲んだりして、胃にガスが溜まることで、横隔膜を圧迫することが原因になったり、食べすぎ、ストレスなどによってしゃっくりが出ることもあるでしょう。お酒をたくさん飲んで、アルコールが脳の機能に影響を及ぼしたり、薬の副作用が原因になることもあります。

しゃっくりの止め方

基本的にはしゃっくりはある程度の時間がたつと自然に止まりますので、あまり気にすることはありません。早く止めたい場合は、水を飲んだり、レモンを噛んだりすることで止まることもあります。また、息を止めたり、深呼吸をするのも有効です。ただし、こうした方法でも必ず止まるというわけではなく、いろいろやったけれども止まらなくて、結局いつの間にか止まっていた、という経験がある人は多いのではないでしょうか。

なかなか止まらないしゃっくり

しゃっくりは、だいたい数時間から1日程度で止まりますが、極めて長期間にわたって止まらない場合は、なんらかの病気が原因になっていることもあります。しゃっくりの原因となる病気としては、逆流性食道炎などの消化器系の病気や、肺炎や胸膜炎などの肺の病気、また、脳腫瘍や脳梗塞など、脳の疾患で神経に刺激が加わってしゃっくりが出ることもありますので、念のために医師の診察を受けることをおすすめします。しゃっくりが止まらない状態は本人も辛いので、2日を超えても止まらない、という場合は受診するとよいでしょう。

まとめ

しゃっくりは、何らかの原因で横隔膜が痙攣することによっておこるものですが、基本的には自然に止まるので心配はありません。ただし、何日も止まらないという場合は、何らかの病気の可能性もありますので、病院で診てもらうとよいでしょう。