季節の変わり目に体調不良を繰り返す。寒暖差疲労を上手に乗り越えるコツ4つ。
2020年09月30日
温度差を和らげて、自律神経を整えることで寒暖差疲労を乗り切りましょう。
寒暖差疲労とは
肌に感じる気温は、季節によって異なりますし、朝と昼、室内と屋外でもかなりの違いがあります。そんな中でも人間は自律神経の働きにより、体温を一定に保つことができているのです。しかし寒暖差が大きいと、自律神経の負担が大きくなり、疲労や不調を感じるようになり、これが寒暖差疲労と呼ばれています。
症状としては疲労や頭痛、めまい、肩こり、イライラ、不安などを感じる人が多く、季節の変わり目には気温の変化に体が対応できずに寒暖差疲労を感じることが増えているのです。
寒暖差疲労を乗り切るコツ
温度変化を和らげる
体が急激な温度変化を感じないように、冷暖房や衣服を使って調整しましょう。エクーラーの効いた涼しい部屋ではカーディガンを羽織ったり、秋になって涼しくなってきたら早めに衣替えをして体が冷えないように気を付けます。残暑が厳しい季節でも、朝晩は意外と冷え込むこともありますから、布団は暖かいものにしたり湯たんぽなどを活用して体温調節をサポートしてあげることが大切です。
お風呂で体を温める
お風呂でゆっくり体を温めることで、血行が促進されて疲労の解消に役立ちます。また、ゆっくりリラックスすることで自律神経が整いやすくなりますから、寒暖差疲労の改善にもつながります。暑い季節でも、意外と冷房で体が冷えていたりするので、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるのがおすすめです。
睡眠をしっかりとる
良質な睡眠をとることで、体と心をリラックスさせる副交感神経の働きが活発になり、体をしっかり休めることができます。疲労回復のためにも睡眠は大切で、翌日に疲労を残さないためにも十分な睡眠時間を確保するだけでなく、体に合った寝具を選ぶなど睡眠の質の向上に努めましょう。
体力をつける
栄養のある食事を摂ったり、適度な運動をすることで、疲れにくい体を作ることも大切です。豚肉やカツオなど疲労回復効果のあるビタミンBを多く含んだ食品は特に積極的に摂りたいものです。
まとめ
季節の変わり目は寒暖の差が激しく、人間の体温を一定に保とうとする自律神経への負担が大きくなり、寒暖差疲労を感じやすい時期になります。温度変化を和らげるように衣服などで工夫したり、規則正しい食事や睡眠を心がけることで、寒暖差疲労を乗り切りましょう。