慢性的な腰痛や痩せているのにお腹がぽっこり…女性に多い反り腰の原因や症状緩和方法について。
2020年04月01日
反り腰を解消することで、腰痛の改善や予防につながります。
反り腰とは
反り腰とは、腰が後ろに反り返った状態です。女性に多く、この姿勢が続くと腰に負担がかかり、腰痛を引き起こす原因になります。壁を背中につけたときに、腰と壁の間に手が入るだけの隙間ができる場合は反り腰の状態なので、普段から意識して注意しましょう。
反り腰の原因
人間の体は、もともと前に重心が傾きやすくなっています。それでも前に倒れないように、姿勢を保持するために重要な役割を担う筋肉は体の背面についているのです。
背中から腰、お尻から太ももにかけての背中の筋肉は、体を支えるために非常に重要な役割を果たしています。しかし、こうした筋肉が衰えてしまうと、体は前に倒れそうになり、それを防ぐために無意識に腰を反らせた姿勢を取ることになります。これが反り腰です。
また、骨盤が開いた状態で内臓が正しい位置に収まっていない場合も、反り腰になりやすくなります。
女性に反り腰が多いのは、背中に十分な筋肉がない場合もありますが、ハイヒールを履く習慣も関係しています。ハイヒールを履くと、足の裏は傾いた状態になり、前に重心がかかりやすくなります。それを倒れないようにするために、無意識に腰を反らせてしまい、反り腰になるのです。ハイヒールを履く習慣のある人は、反り腰になっていないか特に注意してください。
反り腰の改善方法
反り腰の改善には、普段から姿勢に気を付けることが大切になります。力を抜いてだらけた姿勢で座っていると反り腰になりやすいので、普段から背筋を伸ばして背筋を鍛えるように心がけましょう。
また、ストレッチも有効で、椅子に座ったまま背中を丸めては伸ばすストレッチや、仰向けで膝を立ててお尻を上げるストレッチなど、腰回りの筋肉をほぐしながら背面の筋肉を鍛えるのが有効です。
なお、体重が増えると重心が前に偏りやすくなるので、この場合は姿勢に気をつけながらウォーキングをするのもおすすめです。骨盤の位置を意識しながら歩くことで、骨盤の開きを改善することにもつながります。
まとめ
前に傾きやすい体を支えるために腰を反らせてしまう反り腰。無意識にしていることですが、これは腰に負担がかかり、腰痛を引き起こしたり、ポッコリお腹の原因になったりします。
背中の筋肉が衰えたり、骨盤が開いていると反り腰になりやすいので、普段から姿勢に気をつけながら、ストレッチなどを取り入れるとよいでしょう。