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ギプスが取れた後ってむくむ…予防や改善方法にはどんなものがありますか?

血行促進をして、むくみの改善をはかりましょう。

ギプスをするとむくむ?

骨折などでギプスをしたことがある人は、ギプスをしている最中や取ったときにその部分がむくんでしまった、という経験もあるのではないでしょうか。ギプスをするとその部分を動かさないため、血行が悪くなり、むくみが生じやすくなります。このむくみを予防・解消するにはどうすればよいのでしょうか?

むくみの予防

むくみの原因は、主に血行が悪くなることです。人間の体は心臓から血液が押し出されますが、それだけで体中をめぐるわけでなく、筋肉を動かすことでポンプの役割をして血行を促しているのです。ギプスをつけると、筋肉を動かすこともなくなるので、その部分の血行が悪くなってしまいます。そのため、予防としては、ギプスをしていても、痛みがなくなったら無理のない範囲で体を動かして、血行を促進することが大切です。患部以外の筋肉でも構いませんから、何らかの形で無理のないように血行を促進させましょう。

 

また、体の水分はなにもしなくても重力で下のほうに集まろうとします。一日中立っていると足が浮腫んでしまうのはそれが原因です。ギプスをしている時も同じで、同じ姿勢を続けていると下のほうに水分が溜まってむくみやすくなります。ギプスをしているところは特にむくみやすいので、布団やクッションなどを使って患部が心臓よりも上に来るようにしておくと、むくみの予防にもなります。

むくみの改善法

むくみは血行を促進させて、不要な水分を排出することが大切です。改善のためには、ストレッチなどで体を動かしてあげるとよいでしょう。

ギプスを取った直後は、その部分の筋肉が落ちていることで、血液が流れにくくなって、むくみを起こしやすいので、特にしっかりストレッチを行う必要があります。

また、筋肉を戻そうと無理な運動をすると、また痛みがぶり返すこともあるので、軽い運動から取り入れていくようにしましょう。マッサージをしたり、ゆっくりお風呂で温めるなどして、血行を促すのもむくみ解消には大切です。さらに、ビタミンをしっかり摂るなどして、体の中から不要な水分の排出を促すのもよいでしょう。むくみ改善には食生活も重要です。

まとめ

ギプスをしているとその部分を動かさないため、血行不良になってむくみやすくなります。少しでも血行が良くなるように、ストレッチをしたり温めるなどして、むくみ解消に努めましょう。