夜中に足がよくつります。こむら返りの原因と日常で予防できる方法を教えてください。
2019年09月01日
食生活や生活習慣に気を付けて、こむら返りを予防しましょう。
こむら返りとは
こむら返りとは、主にふくらはぎで起こる筋肉の痙攣です。筋肉が縮みすぎることを防ぐはずの、筋紡錘の機能が低下することで、筋肉が異常な収縮を行い、痛みを伴う痙攣となるのです。こむら返りにならないためには、この筋紡錘の機能を改善することが必要なのですが、そこには食生活も関係していると言われます。
食生活の改善を
筋紡錘の機能改善に必要なのは、カリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラルです。これらのミネラルが不足すると、筋肉の収縮を司る信号がスムーズに送られなくなり、こむら返りを引き起こしやすくなります。普段からミネラルを意識して取るように、食生活を改善するとよいでしょう。
水分を摂取
十分な水分補給が行われず、体の水分が不足する脱水状態になると、ミネラルのバランスが崩れるだけでなく、血行もわるくなるのでこむら返りを起こしやすくなります。足がつったスポーツ選手が、水分補給を心がけるのは、足がつることにより体の水分が不足しているという認識があるためです。また、運動の前後や、ちょっとしたリラックスタイムに、筋肉をゆっくり伸ばすストレッチをするのも有効です。
こむら返りになったら
こむら返りを起こしているときは、激痛ですから歩くこともできません。そのままでも数分で痛みはおさまりますが、早く治したい場合はゆっくりつま先を反り返らせるようにしてゆっくりふくらはぎを伸ばします。この時筋肉は痙攣をおこして収縮しているので、それを伸ばしてやるサポートするのですが、急激に伸ばすと筋肉が断裂して肉離れになってしまうこともあるので、ゆっくり伸ばすように気をつけましょう。普段からふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチを心がけることも、予防につながります。
治らない場合や、頻発する場合は
こむら返りそのものは珍しいものではありませんが、数分とはいえ激痛を引き起こされる困ったものです。数分後に痛みは治まったけれども違和感が残ったという場合や、頻繁にこむら返りを起こす場合は、接骨院で相談してみるのが良いでしょう。
まとめ
こむら返りは、主にふくらはぎの筋肉の痙攣です。激痛ですが、数分で痛みがおさまりますし、多くの人が子供の頃からなんども起こる症状なので通常は受診まではしません。ただし、痛みがなくなっても違和感が残ったり、頻発するという場合は接骨院で相談して施術やアドバイスを受けるのが良いでしょう。