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骨折かも知れない?!突き指の正しい応急処置方法3つ。

突き指は引っ張っても治りません。悪化する可能性があるので正しく応急処置を行いましょう。

 突き指とは

突き指とは、指に垂直な力が加わることで指の靭帯が損傷したり、指の関節が捻挫をしたりした状態です。スポーツをしている時はもちろん、日常生活でもよく起こるケガなので、軽く考えがちですが、症状によっては病院での治療が必要になることもあります。また、ひどい時は骨折をしている可能性もあるので、きちんとケアを行いましょう。

 突き指の応急処置

昔から突き指は引っ張って治す、と言われますが、これは間違ったやり方です。これでは突き指は治りませんし、悪化する可能性もあります。特に骨折をしていたりすると、激しい痛みを伴いますので、引っ張らないようにしてください。

 

  • 冷やす

まず基本の応急処置は、冷やすことです。流水や氷水につけたり、保冷剤を当てたりして、痛みが和らぐまで冷やします。冷やすことで、腫れにくくなる効果もあるので、できるだけ早く冷やすのがおすすめです。

 

  • 状態を確認する

軽度の突き指ならば冷やして安静にすることで徐々に治りますが、重度の突き指や骨折を伴う場合は早めの受診が必要です。突き指をした部分が明らかに腫れていたり、紫色に変色していたりするのは、骨折や重度の捻挫が疑われますのですぐに整形外科などにかかるようにしましょう。

 

  • 固定する

患部を動かしたり、指の曲げ伸ばしによって痛みが出ることがありますし、動かすと炎症がなかなか静まらずに治りが遅くなることもあるので、添え木をしてテーピングや包帯で固定しておきます。添え木がない場合は、隣の指と一緒に巻くことで添え木代わりにすることもできます。

 数日たっても痛みがひどい場合は

軽い突き指であれば、応急処置を行って数日安静にしておけば徐々に痛みは引いていきます。痛みがなくなり、腫れなどもないようならばそれで治ったと言えるでしょう。数日たっても痛みがひどいようであれば、病院を受診しましょう。程度によっては手術などを行うこともあります。

 まとめ

突き指は多くの人が子供の頃から何度かなったことがあるため、軽く考えて放置しがちですが、きちんと応急処置をおこなうことは大切です。また、応急処置として指を引っ張るという民間療法が有名ですが、引っ張っても治りませんし、悪化する可能性があるので、絶対に引っ張らないようにしてください。