ふとした動作でいきなり首に激痛が走る、ぎっくり首とは?寝違えとは何が違う?
2020年09月25日
首に激痛が走って動かせない!突然起こるぎっくり首にはどう対処したらよいのでしょう。
ぎっくり首とは
ぎっくり首は、正式には急性頸椎捻挫症と呼ばれるもので、急に首に痛みが走り、痛みで動かすことができなくなるのが特徴です。まさにぎっくり腰が首に起こったような症状で、ちょっと左右に首を向けることもできず、日常生活にも支障をきたします。
首の筋肉が炎症を起こしている状態で、原因はいくつかありますが状況によって異なります。
ぎっくり首の原因
ぎっくり首の原因はいろいろありますが、肩こりなどで肩や首に慢性的な疲労がたまっている人が何らかのきっかけで起こることが多いとされています。寝返りを打った時になる人もいれば、ちょっと振り向いた拍子になったり、中には特に何もしていないのに急に痛みを感じたという人もいます。また、何かにぶつかったりして首に衝撃を受けたときにぎっくり首になることもあります。
最近は、スマホやパソコンの使用が増えたことで、ストレートネックになる人も増えており、ストレートネックになると首への負担が増えるためぎっくり首にもなりやすくなるので、注意しましょう。
寝違えとは違うの?
寝ているときにぎっくり首になることもありますから、朝起きて首が痛いと寝違えと間違えやすいのですが、ぎっくり首は起きているときにもなることがあるので、寝違えとは多少違います。
また、寝違えは通常その日のうちに治りますが、ぎっくり首は数日は痛みが続き、長いと1週間くらいは痛みや違和感を覚えます。
ぎっくり首になったら
ぎっくり首になったら、とにかく安静にすることが大切です。痛みが強い部分を冷やしながら、首が痛くない姿勢で横になるなどして首への負担をかけないようにしましょう。痛みが強いときは保冷材などで冷やし、その後はシップなどを貼って動かさないようにします。
数日で痛みは治まりますが、安静にしていないとなかなか治りません。不便ではありますが、できるだけ横になって動かないように気をつけましょう。
まとめ
ぎっくり首は、首の筋肉が何らかの拍子に突然炎症を起こすことで強い痛みを感じる疾患です。ぎっくり腰と同じような感じで、数日安静にしていれば痛みは軽くなるので、それまでは冷やしながらできるだけ動かさないようにしましょう。動かすとなかなか治りません。
接骨院などでプロの手を借りるのもおすすめです。