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秋になると息が苦しいのはなぜ?考えられる原因と自分でできる秋の呼吸器不調の予防方法3つ。

秋になると息苦しさを感じるという人は少なくありません。

秋になると息が苦しい

四季の変化がはっきりしている日本では、季節の変化によって体調が変わる、という人も少なくありません。冬になると体が冷えて血行不良になったり、夏は冷たいものを飲みすぎて夏バテになったりしますが、秋になると息が苦しいというのも多い症状です。

残暑の残る秋口ではなく、秋らしい涼しさを感じるようになったころに、息がしづらかったり、苦しいと感じるのは、秋のもたらす雰囲気によるものではなく、気温や気候の変化によって体調が変化しているためです。秋の息苦しさの原因にはどのようなものがあるのでしょうか

秋花粉症

花粉症というと春のスギやヒノキの花粉症をイメージする人が多いでしょうが、秋に花粉が飛ぶ植物も少なくありません。こうした花粉にアレルギーがある場合は、秋花粉症による症状が現れます。

病院でアレルギーの検査を受けて、その症状に合わせた処方を受けるほか、外出時にはマスクをするなど、花粉症対策を行うことである程度症状は抑えられるでしょう。

気温の変化への対応

秋になると、昼間はまだ暑くても朝晩は急に冷え込むことがあります。また、夏に猛暑が続く近年では、真夏と秋の気温差も大きくなっているといえるでしょう。こうした気温の変化に体が対応できなくて、呼吸器に影響が出ていることも考えられます。エアコンをうまく利用したり、気温が下がってきたら羽織れるように常に上着を持ち歩くなどして、急な気温の変化に対応しましょう。

乾燥対策を

高温多湿な夏から、乾燥しがちな冬へ移行する秋は、その湿度の変化に体を慣らす時期でもあります。乾燥すると喉に負担がかかるため、体が気候の変化になれていない秋は、こまめに喉を潤したり、加湿器を使うなど、乾燥対策をしっかり行うことで、呼吸器への負担を下げることができます。まだ暑いと思っていても、湿度は下がっていて乾燥しやすくなっている場合もあるので、早めに対策をしておくとよいでしょう。

まとめ

秋になると咳が出やすくなるなど、呼吸器の不調を感じる人は少なくありません。気温や湿度が大きく変化する秋は、呼吸器にも負担がかかりやすくなるので、気候の変化に対応できるように日常生活から気を付けるようにしましょう。

秋の花粉症も増えているので、症状によっては耳鼻科などで診察を受けることをおすすめします。