赤ちゃんの夜泣きがつらい…。子供の疳の虫や夜泣きに効果がある小児鍼について教えてください。
2020年04月01日
小児鍼は赤ちゃんや子供に施す、刺さない鍼です。
小児鍼とは
小児鍼というと、赤ちゃんに鍼を刺すの?と驚くかもしれませんが、大人用の鍼とは違い、刺さない鍼を使うのが一般的です。鍼を刺すのではなく、専用の器具を使って肌の表面に触れたり、刺激を与えることで、赤ちゃんの神経に働きかけるのが目的です。
プラスチック製で使い捨ての棒のようなものでツボをさすったり、ローラーのような器具を経絡に沿ってコロコロすることで必要な刺激を与えるので、赤ちゃんにとっても気持ちがよく、決して痛みがあるようなものではありません。
就学時くらいの年齢からは、子供用の細い鍼を刺して施術を行う場合もあります。
小児鍼は何に効くの?
小児鍼は、体の緊張をほぐしたり、ツボなどを刺激することで自律神経を整えるものです。そうすることで、夜泣きやおねしょなど、親にとっては少々困った生活習慣が改善される場合があります。喘息や、アレルギー性の皮膚炎や鼻炎、花粉症などの症状の改善を目的に小児鍼を施すこともあります。
鍼はもともと、体のツボや経絡を刺激することで、体本来の治癒力や免疫力を高めることですから、薬を使わずに体質改善を行いたい場合にもよいでしょう。
効果は個人差がありますが、赤ちゃんによっては、施術したその日から夜泣きが収まることもあるので、夜泣きに悩む場合は試してみてはいかがでしょうか。
小児鍼はどのように行うの?
小児鍼は、接骨院や鍼灸院によって行っているところと行っていないところがあるので、事前に調べていくことが必要です。子どもを相手にする施術なので、口コミを調べて安心して施術が受けられる評判の良いところや、知り合いに聞いて赤ちゃんの扱いが上手なところなどを選ぶとよいでしょう。
赤ちゃんなど、1人で横になって施術を受けるのが難しい場合は、親が抱っこをしたり、側についた状態で施術が行われるのが一般的なので、おとなしく施術が受けられるかな?という心配はいりません。赤ちゃんにとっても気持ちが良い施術です。
まとめ
小児鍼とは、赤ちゃんの夜泣きなどの対策のために行う「刺さない鍼」です。肌の表面に触れることでツボや経絡を刺激するものなので、痛みなどはありません。
鍼灸院によって小児鍼は行っていない場合もあるので、施術を行っていて信頼のできる鍼灸院を探していくのがよいでしょう。