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意外と知らない片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛の違いとは?

片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛の違いを判断して、適切な処置を行いましょう。

 

わかりにくい片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛

頭痛にはいろいろなタイプがあり、その原因もさまざまです。いわゆる「頭痛持ち」という人の頭痛は、片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛などがありますが、その違いは知られておらず、頻繁に頭痛がおこる頭痛持ちだからこそちょっと我慢すれば治るから大丈夫、といって頭痛を軽視する傾向があります。自分の頭痛が何なのかを調べて、必要によっては対処を行うことは大切です。

 

片頭痛

片頭痛とは、いわゆるこめかみの部分にズキズキとした強い痛みを感じる頭痛です。血管が脈打つような感覚があり、それに合わせてズキズキと痛むのも特徴です。頭の片側だけに起こることも多いのですが、両方で起こることもあり、両方で起こるとなかなか片頭痛とはわかりにくい場合もあります。また、ひどい時は嘔吐を伴うこともあり、体を動かすと頭痛の痛みが強くなるため、安静にしておかなければなりません。比較的若い女性に多く、起こす人は月に数回発作的に起こる頭痛です。

 

群発頭痛

目の奥に激しい痛みを感じるのが群発頭痛の特徴です。痛みは強いですが、基本的に痛みを感じるのは片方のみで、両目の奥で起こすことはあまりありません。年に1~2回、1カ月程度続く痛みで、毎日のように繰り返されるので場合によっては日常生活に支障をきたします。我慢せずに医師の診察を受けるようにしましょう。

 

緊張型頭痛

肩こりの延長のような形で起こる頭痛で、片頭痛や群発頭痛ほど痛みが強いわけではありません。実際に肩こりが原因で頭痛を起こしていることもあれば、ストレスなど精神的な原因が引き金になっていることもあります。痛みは強くないものの、毎日のように起こり、長く続くため不快感の強い頭痛です。

 

いつもと違う痛みの時はすぐに受診を

痛みが普段とは違うほど激しい場合や、吐き気を伴う場合、手足のしびれがある場合などは、すぐに病院で受診をするようにしましょう。くも膜下出血や、脳出血などの可能性もあります。何もなくても慢性的な頭痛の相談はできますので、我慢をせずに受診することをおすすめします。

 

まとめ

慢性的な頭痛には片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛などがありますが、その違いは分かっていない人も多いでしょう。強い頭痛は日常生活にも支障をきたしますし、重大な病気が隠れていることもありますから、我慢せずに医療機関で相談するようにしてください。