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ひどいつわりに鍼灸という手。

鍼灸でつわりが楽になることもあります。

つわりとは

つわりは、主に妊娠初期から中期にかけて多くの人が感じる体の不調で、吐き気やめまい、頭痛、腰痛など、その症状はさまざまです。人によっては出産まで症状が続くこともあり、症状の重さも個人差が大きいことから、他の人の理解を得にくく、ストレスのもとになることもあります。

原因は、妊娠することによって急激にホルモンバランスが崩れることで、それが自律神経の働きを乱して体の不調を引き起こします。そのため妊娠中期を過ぎて体がホルモンの状態に慣れてくると症状が治まります。

鍼灸とは

鍼灸とは、細い鍼をツボに刺したり、もぐさでツボに熱の刺激を加えることで、自律神経の働きを促したり、自然治癒力を高めたりすることです。鍼を刺すといっても、太さ1㎜にも満たない細い鍼を使うため、痛みはほとんどありませんし、最近では使い捨ての鍼を使う鍼灸院がほとんどなので、使いまわしによる感染症などのリスクもありません。その効果はWHO(世界保健機構)などによっても認められており、世界的にも信頼の声が高くなっています。

鍼灸とつわり

自律神経の乱れが原因とされるつわりを改善するにあたって、自律神経に直接働きかける鍼灸は非常に有効だといえるでしょう。実際に、つわりで鍼灸院を訪れる人は多く、つわりの症状の軽減に役立っています。妊娠中は薬などもできれば飲みたくないですから、薬などを一切使わず、鍼を刺して自律神経の乱れを整えたり、自己免疫力を高める鍼灸は、妊婦にも優しい治療法です。

もちろんお腹に直接鍼を刺すようなことはありませんし、体調を見ながらゆっくりと施術をしてもらえるので安心して通うことができるでしょう。鍼灸院での時間そのものがリラックスにつながりますし、症状が軽減することでストレスもかなり減ります。

 

ただし、つわりの医学的な原因やシステムも完全に解明されているわけではなく、鍼灸が必ずしも効果があるとは限りません。人によって効果の現れ方には違いがあるので、自分に合った方法を探すのが良いでしょう。

まとめ

ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れが原因とされるつわりには、直接自律神経に働きかける鍼灸が効果的です。鍼を刺すといっても痛みはほとんどありませんので、つわりで悩んでいる人はぜひ一度受けてみるとよいでしょう。もちろん効果の現れ方には個人差もありますので、信頼できる鍼灸院で相談しながら施術を進めることが大切です。