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肉離れになった時の対処方法とスポーツ復帰のタイミングについて

突然の肉離れに備えて、対処法を知っておきましょう

肉離れとは

肉離れとは、筋肉に強い負荷がかかったことで起こる筋肉の部分断裂です。ふくらはぎや太ももで起こることが多く、程度にもよりますが強い痛みで歩くのも困難になります。内出血を伴うこともあり、筋肉が断裂した箇所が陥没して見えることもあります。

肉離れの対処法

肉離れの対処法としては、まず患部を冷やします。アイシングなどを行い、冷やして整形外科での診察を受けましょう。肉離れは肉離れの治療は、冷却・安静・圧迫・挙上が基本です。冷やしたり圧迫したり、患部を上に上げることで、症状の改善をはかります。基本的には保存療法で治るケガで、運動を控えて安静にしていれば、部分断裂した筋肉は徐々に修復され、治っていきます。部分断裂の場所や度合いによって治るまでの期間は異なりますが、数週間か長ければ数か月かかる場合もあります。肉離れになった直後は、患部で内出血を起こしていることも考えられるので、患部の血行を促進するようなことは避けるようにします。入浴して温めたり、お酒を飲んだりするのは、控えるようにしましょう。

スポーツへの復帰

少しでも痛みや違和感があるうちは、安静にしてスポーツは避けるのが基本です。肉離れはしっかり治さないと再び同じ場所で肉離れを起こしてしまうこともあるので、治りかけの状態でスポーツをするのはやめましょう。痛みがなくなったら、ストレッチから徐々に始めますが、ストレッチをしたときに、ケガをしたほうの足が逆の足と違う感覚を感じる場合は、まだスポーツはしないほうがよい状態です。左右の感覚が全く同じになるまでは、激しい運動をしてはいけません。肉離れは安静にして、患部に負担をかけないようにすることで治すため、治った直後は筋力が落ちた状態になっています。治ったからといって、急に激しい運動をすると、筋肉が久しぶりのハードな動きに耐えられずにまた肉離れを起こしたり、痛めたりする可能性もあるので、リハビリとして徐々に体を動かしていくことが再発防止のためにも大切です。

まとめ

肉離れとは、筋肉が部分断裂を起こした状態です。軽度であれば軽い痛みや違和感程度ですみますが、重度の肉離れになると歩くこともできなくなるほどの痛みが伴います。肉離れをおこしたらとりあえず冷やして受診。全く痛みがなくなるまで安静にすることが大切です。スポーツに復帰するときも、再発防止のため徐々に患部を動かしていくようにしましょう。