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出産でずれた骨盤を矯正したいですが、産後いつから可能ですか?

産後の骨盤矯正はタイミングが大切です。

産後は骨盤矯正が必要?

妊娠して出産が近づくと、赤ちゃんが産道を通って産まれてくることができるように、骨盤が緩んで広がりやすくなります。出産後は徐々にその位置が固まるのですが、骨盤矯正をしないと正しい位置に戻らないまま固まって、腰痛や冷え性などの原因になったり、体形が元に戻りにくくなるなどのデメリットがあるのです。そのため、骨盤矯正ベルトや体操を行なったりする人が増えていますが、きちんと骨盤矯正をするためには接骨院などでやってもらうのがおすすめです。

骨盤矯正はいつから?

骨盤が最も緩んでいるのは産後すぐですが、産後1カ月は体調面を考えて安静に過ごし、2~3カ月目から始めるのが良いとされています。もちろん、体調が戻るのに産後2~3カ月かかる人も珍しくありませんから、その場合は体調が戻るまでゆっくり体を休めましょう。赤ちゃんのお世話をしながらの復調になりますので、無理は禁物です。

 

ただし、骨盤は産後半年を過ぎるとかなり固まってしまい、1年後には妊娠前と同じように固定されてしまうと言われています。体調が戻ったら遅くとも産後半年たつ前に始めたほうがよいでしょう。

 

骨盤矯正は産後でないとできないわけではないので、1年を過ぎたからできないということはありません。気になる場合は、接骨院などで相談してみましょう。

帝王切開の場合は?

帝王切開の場合は骨盤矯正が必要ないと思っている方もいますが、妊娠すると体は出産に向けて骨盤を緩める準備を始めますし、お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤はそれを支えるために広がっていきます。つまり、帝王切開でも骨盤が緩んでいる点では自然分娩と変わりないのです。産後は骨盤矯正をしたほうがよいでしょう。ただし一般的に帝王切開の場合は、体調の回復に時間がかかるので、しっかり体調を戻してから骨盤矯正をするようにしましょう。

まとめ

産後の骨盤矯正は、出産して体調が戻る2~3ヵ月目頃から始めるのが一般です。骨盤がある程度固まる産後半年くらいには始めたいところですが、産後の体調回復には個人差があるので、体調が落ち着くまでは安静にしておきましょう。また、骨盤の緩みが生じるのは帝王切開の場合も同じなので、骨盤矯正は有効です。

半年や1年が過ぎてしまっても、骨盤矯正ができなくなるわけではないので、無理をすることはありません。