妊婦や産後に多い足のむくみ。自分で出来る症状改善方法3つ
2020年02月01日
妊婦や産後はどうしてもむくみやすくなるので、日常的にむくみ解消を心がけましょう
妊婦や産後にむくみやすい理由
妊娠中は、赤ちゃんを育てるために体が水分を溜めこみやすくなっています。妊娠中にむくみやすいのはそのためです。出産によって、水分が一気に排出されたことで、産後は体が水分量を保持しようとして再び水分を溜めようとします。これが産後にむくみやすい理由。仕方のないことですが、日々の生活で気を付けることで症状の改善は可能です。
足を高くして寝る
水は高いところから低いところに流れます。体内の水分も同じで、足を低くして寝ていると、寝ている間に足に水分が集まって起きた時にはむくんでいる状態になります。日中はどうしても足が下になることが多く、むくみやすいので、寝るときは足の下にクッションや布団を置くなどして足を高くすることで、一日のむくみを解消してあげましょう。
着圧ソックスを履く
着圧ソックスというのは、足を締め付けることでそこに水分が溜まらないようにして、むくみを解消するためのソックスです。ただし、サイズの合っていないものを履くと血行が悪くなってしまったり、体に負担をかけることになりかねないので、きちんとサイズや着用時間などをチェックして履くようにしましょう。持病がある場合は、着圧ソックスを履いてもよいか医師に相談してから利用することをおすすめします。
食生活の改善
浮腫みの解消には食生活の改善も大切です。たとえば、塩分を取りすぎると、体は取りすぎた塩分を薄めるために、水分を溜めこもうとします。これが塩分のとりすぎでむくみが現れる原因です。むくみ解消のためには、塩分を控えた食生活になるように気をつけましょう。アボカドやバナナ、トマトやキュウリなどに多く含まれるカリウムには、塩分を排出する働きがあるので、そういった食品を積極的に取り入れることも有効です。カリウムは水溶性で煮ると溶け出してしまうので、サラダにして生で食べるか、煮汁まで食べられる料理にするなど、調理法にも気を付ける必要があります。
まとめ
妊娠中や産後に足がむくみやすくなるのは、体の水分調整機能によるものなので仕方がありません。少しでも解消するために、足を高くして寝たり、着圧ソックスを利用したりするのもおすすめです。また、体が塩分過多にならないように、塩分の摂取を控えたり、塩分の排出を促すカリウムを含む食品を意識して食べるのもよいでしょう。