膝の痛みで正座が出来ない!変形性膝関節症の症状と日常での注意点には何がありますか?
2019年10月01日
変形性膝関節症は、歩いた時などに膝に痛みを感じる病気です。
変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症の症状は、正座をしたときや歩いた時などに膝に痛みを感じることです。じっとしているときは痛くないのに歩くと痛んだり、普通に歩くときは平気なのに階段では痛みがあるなど、人によって症状は多少異なりますが、負担がかかったときにひざに痛みが出るというのは共通しています。痛みが出始めた頃はまだ初期の症状なのですが、進行すると徐々に足がO脚になり、歩きづらくなり、日常生活にも支障をきたすようになってしまいます。また、骨が変形することで痛みがひどくなることもあります。
変形性膝関節症の原因
変形性膝関節症の原因は、加齢などによって膝の軟骨が衰えてくることにあります。関節を動かすと軟骨部分はどうしてもすり減っていくため、軟骨は常に新しく作り出されることで新陳代謝が行われます。しかし、加齢が進むと徐々に代謝が悪くなり、軟骨のすり減りに再生が追い付かなくなって神経が刺激を受けるようになってしまうのです。そのため、変形性膝関節症の症状は、普段の運動量や体質、体重などによっても違ってきます。体重が重いとそれだけ関節にかかる負担も大きくなるので、変形性膝関節症が進行しやすいのです。
日常の注意点
変形性膝関節症の予防や、進行を防ぐためには、日常生活にも気をつければなりません。例えば、正座など膝の関節に負担がかかるようなことは避けるようにして、トイレは様式を取り入れます。体重が重いとどうしても変形性膝関節症になりやすいので、肥満の場合は減量をするのも効果的です。また、ストレッチや軽い筋トレなどで太ももの前の筋肉を鍛えるのもよいでしょう。できるだけ膝に負担がかからないようにしたほうがよいので、痛みを感じたら休むようにします。変形性膝関節症は長年関節を使ってきたことによるもので、加齢によって凝るのはある程度は仕方のないものです。無理をしないようにして、上手く付き合っていきましょう。安静にしていても痛みがひどかったり、骨の変形によって歩くのが困難になったら、手術をする場合もあります。
まとめ
変形性膝関節症は、長年歩行などで使ってきた膝の関節の軟骨がすり減って、骨が変形してしまう病気です。膝の負担を減らすためにも、肥満の場合は減量をしたり、周囲の筋肉を鍛えるのも有効です。