寝て起きたら腰が痛い…腰痛になりやすい寝方、なりにくい寝方。
2019年08月01日
寝る時の姿勢は腰痛予防において大切です。
寝る時の姿勢が腰痛を引き起こすことも
人間は毎日何時間も寝るため、この際の姿勢が体に負担をかけるかどうかは大きな問題です。腰に負担のかかりやすい寝方をしている場合、起きたら腰が痛い、ということになります。寝方を工夫することで、腰痛の予防・改善になるのです。
腰痛になりやすい寝方
腰痛の程度や痛む場所などにもよりますが、一般的には腰を伸ばしたり反らした状態で寝ると痛くなりやすいです。
たとえば、うつぶせ寝は腰が反り返った状態になるので、腰痛の人には良くない寝方だと言われます。長年うつぶせ寝をしている場合は、それが原因で腰痛になるという心配はあまりありませんが、腰に痛みがある場合はうつぶせ寝は控えたほうが無難です。
あおむけで寝る場合は、足を伸ばしていると、股関節が伸びだ状態になるため、腰が反り返ろうとして負担を生じてしまいます。
また、寝返りを打たないと、長時間同じ姿勢を続けることになるので筋肉が硬直しやすくなりますし、寝ている状態のわずかなゆがみを正すことができず、体のゆがみが悪化してしまいます。
寝返りが打てない状態での寝方も、腰痛のためには推奨できません。
腰痛になりにくい寝方
腰痛にならないためには、股関節や膝を少し曲げた状態で寝るのが良いとされています。
あおむけの場合は、ひざの下にクッションや丸めた布団などを入れて、自然と足股関節が曲がる状態にしてあげるとよいでしょう。
横向きに寝るのがよいとされるのは、横向きで寝ると自然と体を丸めて、関節を曲げた状態で寝やすいからです。さらに左右どちらか上になる足を下で支えるように、抱き枕などを抱えて寝ると、腰を痛めにくくなります。
また、マットレスが柔らかく腰が沈み込んだ状態だとそれ自体が体に負担になりますし、寝返りも打ちにくいです。柔すぎるマットレスや布団は避け、硬めのマットレスを使ったほうが、腰痛にはなりにくいです。
まとめ
寝る時の姿勢は、腰痛の原因になりますし、腰痛がある時に適していない寝方をすると症状を悪化させてしまうことがあります。
腰痛の予防や改善のためには、硬めのマットレスで寝返りの打ちやすい状態を作り、股関節や膝が伸び切ってしまわない姿勢で寝るのがおすすめです。
クッションやまくらなどを使って、自然に腰痛になりにくい寝方ができるようにサポートしてあげるのもよいでしょう。