つわり

つわりとは

つわりとは、妊娠初期の5～6週頃から12～16週頃までに起こる吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状のことです。

妊娠によるホルモンの急激な変化が原因と考えられており、程度には個人差がありますが、妊婦の約8割が経験する自然な現象です。吐き気や嘔吐、食べ物の匂いへの過敏反応などの不調を引き起こします。

厚生労働省の調査によると、つわりの症状があった妊婦は66.8%とされており、年間約53.6万人の妊婦が経験しています。多くの働く女性にとって、妊娠初期の大きな悩みの一つとなっています。

つわりを放置すると「妊娠悪阻」という重篤な状態に進行する可能性があります。頻回な嘔吐により体内の水分と電解質が失われ、不整脈や筋力低下、脱水症状を引き起こします。

栄養失調による体重の大幅減少、肝機能・腎機能障害、ビタミンB1欠乏によるウェルニッケ脳症など、最悪の場合は母体や胎児の生命に関わる危険性もあります。

つわりの原因

つわりの原因として次のものが挙げられます。

ホルモンバランスの急激な変化

妊娠により分泌されるhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）、エストロゲン、プロゲステロンなどのホルモンが嘔吐中枢を刺激することで症状が現れます。

消化機能の低下

プロゲステロンの増加により胃腸の動きが鈍くなり、体内にガスが溜まりやすくなって吐き気や不快感を生じさせます。

血糖値の変動

妊娠による代謝の変化で血糖値が不安定になり、特に空腹時に症状が強く現れることがあります。

精神的・身体的ストレス

妊娠への不安や環境の変化、疲労などの心理的・肉体的ストレスがつわりを悪化させる要因となります。特にビタミンB群の不足が代謝障害を引き起こし、症状に関与します。

このようにつわりは複数の要因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。妊娠という生理的変化に加えて、個人の体質や生活環境も大きく影響しており、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、つわりを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

つわりの場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

妊娠中の薬剤使用に対する不安や抵抗感があり、完全な症状の改善は期待できない場合があります。薬剤の効果には個人差があり、副作用の可能性も考慮する必要があります。

胎児への安全性が確認された薬剤とはいえ、根本的な解決には至らないことが多いのが現状です。

点滴治療

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な解決にはならない場合があります。通院の頻度や時間的負担、費用面での負担も発生します。

仕事を続けながらの頻繁な通院は、働く妊婦にとって大きな負担となってしまいます。

食事指導

実際の生活での実践が困難で、症状がひどい時期には食事自体が摂れないため効果が限定的です。栄養士との継続的な相談が必要で、時間と労力を要します。

忙しい日常生活の中で理想的な食事管理を継続することは、多くの妊婦にとって現実的ではありません。

つわりを改善するために

まずはあなたのつわりがなぜ起きているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

つわりは妊娠という大きな身体の変化によって引き起こされますが、その程度や症状は人それぞれ大きく異なります。当院では詳細に分析し、体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

つわりの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。妊娠中でも安全に受けられる量子力学的アプローチによる施術で、ホルモンバランスの調整や自然治癒力の向上を図ります。

つわりでお悩みなら一度ご相談ください。

つわりのQ＆A

つわりは自然に治りますか？

はい、つわりは妊娠12〜16週頃には自然に改善することがほとんどです。ホルモンバランスが安定してくるにつれて症状は和らいできますので、過度な心配は不要です。

つわりの人がやってはいけないことは？

無理な食事の摂取や我慢しすぎることは避けましょう。水分も摂れない、体重が大幅に減少するなどの症状があれば、迷わず医療機関を受診することが大切です。

つわりと妊娠悪阻の違いは何ですか？

つわりは妊娠初期の自然な症状ですが、妊娠悪阻は重症化した状態で医学的治療が必要です。体重5%以上の減少や脱水症状が見られる場合は妊娠悪阻の可能性があります。

つわりがひどいと赤ちゃんに影響がありますか？

適切に治療すれば赤ちゃんへの影響はありません。母体の栄養状態が悪くても胎児への栄養供給は優先されるため、過度な心配は不要です。ただし重症化した場合は治療が必要です。

つわりの症状はいつまで続きますか？

個人差はありますが、多くの場合妊娠12〜16週頃には症状が軽減します。早い人では妊娠4週頃から始まり、8〜10週頃にピークを迎えることが一般的です。

つわりに効く薬は安全ですか？

医師が処方するビタミンB6や制吐剤は、胎児への安全性が確認されているものを選択しています。不安がある場合は担当医師とよく相談して使用を検討しましょう。

つわりで仕事を休んでも大丈夫ですか？

症状がひどい場合は無理をせず休むことが大切です。母子手帳により診断書の発行も可能で、職場との相談で働き方を調整することができます。健康最優先で判断しましょう。

つわりの程度に個人差があるのはなぜですか？

ホルモンレベルの違い、体質、精神的要因、生活環境など複合的な要因が関係しています。症状が軽い人も重い人も、それぞれに適した対処法を見つけることが重要です。

つわり中でも必要な栄養は摂れていますか？

つわり中は無理に食べる必要はありません。赤ちゃんに必要な栄養は母体から優先的に供給されるため、食べられるものを少しずつ摂取すれば十分です。

つわりを軽減する自然な方法はありますか？

十分な休息、ストレス管理、少量頻回の食事、水分補給などが効果的です。また、量子力学的アプローチによるカイロプラクティック治療で体のバランスを整えることも症状軽減に役立ちます。

つわりに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックはつわりと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。つわりに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の妊娠生活を送りましょう！