オスグッド病

オスグッド病とは

オスグッド病（正式名称：オスグッド・シュラッター病）は、成長期の子どもに多く見られる膝の下の骨の痛みや腫れを伴う疾患です。

特に10～15歳の男子と8～13歳の女子に多く発症し、膝のお皿の下にある脛骨という骨の部分が徐々に突出してきて痛みを生じます。サッカーやバスケットボールなど、ジャンプやダッシュを繰り返すスポーツをする子どもたちによく見られる成長期特有のスポーツ障害です。

成長期のスポーツを行う子どもの約10～20%が経験するとされ、激しいスポーツ活動を行う男子においては約30%が何らかの膝の成長期障害を経験するという報告もあります。日本の該当年齢人口を考慮すると、潜在的に数十万人の子どもたちがこの疾患に悩んでいる可能性があります。

オスグッド病を放置すると、痛みが慢性化し日常生活の質が著しく低下します。膝下の骨の隆起がさらに進行し、見た目の問題も深刻化していきます。

成長期を過ぎても痛みが残る「遺残痛」として一生続く可能性があり、膝をかばう動作により腰や股関節、反対側の膝に負担がかかり二次的障害を引き起こすリスクも高まります。

オスグッド病の原因

オスグッド病の原因として次のものが挙げられます。

成長期の骨と筋肉の発達アンバランス

成長期は骨が急速に伸びますが、筋肉や腱の成長が追いつかず、大腿四頭筋が硬くなって脛骨粗面に過度な負担をかけます。

スポーツによる繰り返し負荷

ジャンプ、ダッシュ、キックなどの動作を繰り返すことで、膝蓋腱が脛骨粗面を強く引っ張り続け、炎症や骨の剥離を引き起こします。

大腿四頭筋の柔軟性低下

太ももの前面にある大腿四頭筋が硬くなることで、膝下の骨への牽引力が強くなり、成長軟骨部に負担がかかります。

成長軟骨の脆弱性

成長期の脛骨粗面は通常より柔らかい構造のため、外的刺激に対して敏感で損傷を受けやすい状態にあります。

このようにオスグッド病は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、オスグッド病を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

オスグッド病の場合、病院では次の治療法が一般的です。

安静・運動制限

スポーツを完全に休む必要があり、チームメイトとの関係や競技レベルの維持が困難になります。安静期間が長期化すると筋力低下や体力の低下が生じる可能性があります。

成長期の貴重な時期にスポーツから離れることで、将来への影響も心配されます。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると再び痛みが現れることが多く、長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

成長期の子どもにとって、薬に頼る治療が本当に最善なのかという疑問が残ります。

物理療法

継続的な通院が必要で、治療効果には個人差があります。症状の根本改善ではなく対症療法にとどまることが多いです。

学校生活やクラブ活動との両立を考えると、現実的な負担が大きくなってしまいます。

オスグッド病を改善するために

まずはあなたの膝がなぜオスグッド病になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

オスグッド病は気づかない間に発症することが多く、成長期の急激な身長の伸びと激しいスポーツ活動が重なることで起こります。当院では詳細に分析し、膝のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

オスグッド病の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、スポーツ復帰への指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたのオスグッド病のお悩みに向き合います。

オスグッド病でお悩みなら一度ご相談ください。

オスグッド病のQ＆A

オスグッド病は自然に治りますか？

成長期が終わると多くの場合は自然に痛みは軽減しますが、適切なケアを行わないと症状が長期化したり後遺症が残る可能性があります。早期の適切な対応が重要です。

オスグッド病の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのスポーツ継続、無理なストレッチ、患部への強い圧迫や衝撃を避けるべきです。特にジャンプやダッシュなどの膝に負担の大きい動作は控えましょう。

痛みがなくなったらすぐにスポーツを再開しても大丈夫？

痛みが消失しても組織の修復には時間がかかります。段階的に運動量を増やし、十分なウォームアップとクールダウンを行いながら慎重に復帰することが大切です。

オスグッド病と成長痛の違いは何ですか？

オスグッド病は膝の特定部位の痛みでレントゲンで異常が確認できますが、成長痛は足全体の漠然とした痛みでレントゲン異常は認められません。原因も異なります。

両膝同時に発症することはありますか？

約30～40%の患者さんで両膝に症状が現れることがあります。片側をかばうことで反対側に負担がかかり発症するケースも見られます。

大人になってもオスグッド病は再発しますか？

成長期を過ぎればオスグッド病自体は発症しませんが、後遺症として膝下の突出や圧痛、運動時痛が残存することがあります。適切な治療で予防可能です。

手術が必要になることはありますか？

極めて稀ですが、保存療法で改善しない重症例では骨片摘出術やドリリング術が検討されることがあります。ほとんどの場合は手術なしで改善します。

どのくらいの期間で治りますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けた場合、軽症なら3～6ヶ月、重症でも1年程度で改善することが多いです。成長期の終了とともに症状は軽減します。

オスグッド病になったら身長の伸びに影響しますか？

適切に治療すれば身長の伸びに影響することはありません。むしろ成長期の急激な身長の伸びが発症要因の一つとなっています。

予防する方法はありますか？

大腿四頭筋の柔軟性維持、適切なウォームアップとクールダウン、過度な運動量の調整、膝サポーターの使用などが効果的な予防法です。

オスグッド病に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックはオスグッド病と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

オスグッド病に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！