内反小趾

内反小趾とは

内反小趾とは、足の小指が親指の方向（内側）に曲がって変形する症状です。外反母趾が親指の変形であるのに対し、内反小趾は小指に起こる変形として知られています。

小指の付け根の骨（第5中足骨）が外側に突出し、小指自体が内側に曲がることで、靴との摩擦による痛みや腫れ、タコの形成などが生じます。初期段階では軽い違和感程度ですが、進行すると歩行に支障をきたすほどの痛みを伴うことがあります。

特に女性に多く見られ、ハイヒールやパンプスを日常的に履く職業の方に高い頻度で発症する傾向があります。潜在的な患者数を含めると、日本全国で数万人規模の方が内反小趾の症状に悩んでいると推測されます。

内反小趾を放置すると、変形が徐々に進行し、小指の付け根や外側に強い痛みを感じるようになります。最初は軽い違和感だった症状が、やがて靴を履くことさえ困難になる場合があります。

足は身体の土台であるため、小指の変形により足全体のバランスが崩れ、膝・股関節・腰への負担が増加し、二次的な痛みや姿勢の悪化を引き起こします。最悪の場合、歩行能力の低下により日常生活に大きな支障をきたし、手術以外の選択肢がなくなる可能性があります。

内反小趾の原因

医学的には内反小趾の主な原因は以下のように説明されています。

不適切な靴の着用

つま先が細い靴やサイズの合わない靴を長時間履くことで、小指に圧迫や摩擦が生じ、徐々に変形が進行します。特にハイヒールやパンプスは小指への負担が大きくなります。

足部の筋力低下

足の内在筋や足趾を支える筋肉が弱くなることで、足のアーチが崩れ、小指に過度な負担がかかりやすくなります。

開張足（横アーチの崩れ）

足の横アーチが崩れることで足幅が広がり、体重分散のバランスが崩れて小指への圧力が増加します。

遺伝的要因

骨格や関節の形状、靱帯の柔軟性などの遺伝的要因により、内反小趾が発症しやすい体質があります。

このように内反小趾は生活習慣や体質の影響を大きく受けており、内反小趾と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、内反小趾を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

内反小趾の場合、病院では次の治療法が一般的です。

装具療法

医療機関では装具やインソールによる体重分散の改善が行われますが、装具に頼った治療では根本的な筋力改善には至らず、装具なしでは症状が再発する可能性があります。

また、装具の違和感や靴選びの制限といった日常生活への制約も生じます。

薬物療法

小指の付け根や外側に強い痛みがある場合は抗炎症薬や湿布が処方されます。しかし、あくまで一時的に症状を抑えているだけであり、変形の進行を止めることはできません。

さらには長期使用による副作用のリスクもあり、根本改善とは言えないでしょう。

外科的手術

変形が進行した場合には骨を切断する手術が行われます。しかし、手術による合併症のリスクがあり、術後の回復期間や機能回復に時間を要します。

また、手術をしても歩き方を改善しなければ再発の可能性があるため、根本的な解決には限界があります。

内反小趾を改善するために

まずはあなたの足がなぜ内反小趾になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

内反小趾は気づかない間に発症することが多く、足の形状変化だけではなく歩行パターンの悪化や他の部位への負担増加を引き起こします。当院では詳細に分析し、足のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

内反小趾の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、正しい歩行指導や効果的な足の筋力強化エクササイズもお伝えしながら、あなたの内反小趾のお悩みに向き合います。

内反小趾でお悩みなら一度ご相談ください。

内反小趾のQ＆A

内反小趾は自然に治りますか？

残念ながら自然治癒は期待できません。変形は時間の経過とともに進行するため、早期の適切な対処が重要です。ただし、正しいアプローチにより改善は十分可能です。

内反小趾の人がやってはいけないことは？

つま先の細い靴や大きすぎる靴の着用、裸足での長時間歩行、足指を使わない歩き方などは避けましょう。これらは変形を悪化させる要因となります。

内反小趾と外反母趾の違いは何ですか？

外反母趾は親指が外側に曲がる変形で、内反小趾は小指が内側に曲がる変形です。発症メカニズムは似ていますが、痛みの出る場所や対処法に違いがあります。

内反小趾は遺伝しますか？

遺伝的な要因は関与しますが、それだけでは発症しません。足の形や靱帯の柔らかさが遺伝し、そこに生活習慣の要因が加わることで発症します。

どの程度の変形で手術が必要になりますか？

変形角度が40度を超え、日常生活に大きな支障をきたす場合に手術が検討されます。しかし、手術前に保存療法を十分に試すことが重要です。

内反小趾に効果的な運動はありますか？

足指でタオルをつまむ運動や、足指じゃんけん、カーフレイズなどが効果的です。足の内在筋を鍛えることで変形の進行を抑制できます。

内反小趾用の靴はありますか？

つま先に十分な余裕があり、足幅に合った靴を選ぶことが大切です。専門店でのフィッティングや、オーダーメイドのインソール作製も有効です。

内反小趾は何科を受診すればよいですか？

整形外科、特に足の専門医がいる医療機関を受診することをお勧めします。日本足の外科学会のホームページで専門医を検索できます。

内反小趾の進行を止めることは可能ですか？

適切な靴選びと足の機能改善により進行を抑制することは可能です。早期対処ほど改善の可能性が高くなるため、症状に気づいたら早めの対策が重要です。

子どもでも内反小趾になりますか？

子どもでも発症する可能性があります。特に足に合わない靴を履き続けることで発症リスクが高まります。成長期の足の変化に注意深く対応することが大切です。

内反小趾に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは内反小趾と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。内反小趾に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！