後頭部のこり

後頭部のこりとは

後頭部のこりとは、頭の後ろ側にある筋肉や腱膜が過度に緊張し、硬くなることで生じる重だるさや違和感のことです。

頭皮を触ると硬く感じたり、押すと痛みを感じたりする状態で、頭痛とは異なり局所的な筋肉の緊張が主な特徴です。首や肩のこりと連動して起こることが多く、現代人に増加している症状の一つです。

特にデスクワークが中心となった現代社会では、後頭部のこりを含む頭部の筋緊張に悩む人が急増しており、推定で成人人口の約20-25％にあたる約2000万人以上が何らかの頭部の重だるさや違和感を経験していると考えられます。

後頭部のこりを放置すると、慢性的な緊張型頭痛に発展し、薬でも改善しにくい状態になります。さらに自律神経の乱れを引き起こし、睡眠の質が低下して慢性的な疲労状態に陥ります。

最悪の場合、動悸や息切れ、胃腸の不調などを伴う自律神経失調症を発症し、日常生活全般に支障をきたす可能性があります。

後頭部のこりの原因

医学的には後頭部のこりの主な原因は以下のように説明されています。

長時間の前かがみ姿勢

デスクワークやスマートフォンの使用により、頭が前に出た姿勢が続くことで、後頭部の筋肉に持続的な負担がかかります。

眼精疲労

パソコンやスマートフォンの長時間使用により、目の周囲の筋肉が緊張し、それが頭部全体の筋肉の緊張につながります。

精神的ストレス

仕事や人間関係のストレスにより自律神経が乱れ、筋肉の過度な緊張状態が続きます。

歯の食いしばり

無意識の歯の食いしばりや歯ぎしりにより、側頭筋から後頭部にかけての筋肉が緊張します。

このように後頭部のこりは生活習慣の影響を大きく受けており、後頭部のこりと一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、後頭部のこりを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

後頭部のこりの場合、病院では次の治療法が一般的です。

鎮痛剤の処方

ロキソニンやボルタレンなどの消炎鎮痛薬が処方されますが、一時的な症状緩和に留まり、根本的な改善には至りません。長期服用による胃腸への負担や依存性のリスクもあります。

継続的な使用による副作用も懸念されます。

湿布の処方

患部に貼ることで炎症を抑え、血行を改善する効果を期待しますが、表面的な効果に留まることが多く、深部の筋肉の緊張には十分な効果が期待できません。

皮膚のかぶれなどの副作用もあり、根本的な解決にはなりません。

筋弛緩剤の処方

筋肉の緊張を和らげる薬剤が処方されますが、眠気やだるさなどの副作用があり、日常生活に支障をきたす場合があります。

薬の効果が切れると症状が戻るため、継続的な改善は期待できません。

後頭部のこりを改善するために

まずはあなたの後頭部がなぜこりが生じているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

後頭部のこりは気づかない間に発症することが多く、姿勢の悪化だけではなく首こりや寝違いを繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、後頭部のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

後頭部のこりの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの後頭部のこりのお悩みに向き合います。

後頭部のこりでお悩みなら一度ご相談ください。

後頭部のこりのQ＆A

後頭部のこりは自然に治りますか？

軽度の場合は休息により改善することもありますが、慢性化している場合は専門的なアプローチが必要です。根本原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。

後頭部のこりの人がやってはいけないことは？

強いマッサージや無理な首の運動は避けてください。長時間の前かがみ姿勢や、合わない枕の使用も症状を悪化させる可能性があります。

後頭部のこりと頭痛の違いは何ですか？

後頭部のこりは筋肉の緊張による重だるさが特徴で、頭痛は血管の拡張や収縮による痛みです。ただし、こりが原因で緊張型頭痛を引き起こす場合もあります。

マッサージは効果がありますか？

一時的な緩和効果は期待できますが、強すぎるマッサージは筋肉を傷める可能性があります。専門家による適切な施術を受けることをお勧めします。

枕を変えれば改善しますか？

適切な高さと硬さの枕は症状改善に役立ちますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。総合的なアプローチが必要です。

運動をしても大丈夫ですか？

適度なストレッチや軽い運動は血行促進に効果的ですが、激しい運動や首に負担のかかる動きは避けてください。専門家の指導を受けることが安全です。

温めるのと冷やすのどちらが良いですか？

慢性的なこりの場合は温めることで血行が改善され効果的です。ただし、炎症がある場合は冷やすことが適切な場合もあります。

後頭部のこりが原因で他の症状も出ますか？

はい、頭痛、めまい、眼精疲労、肩こり、自律神経の乱れなど、様々な症状を引き起こす可能性があります。早期の対処が重要です。

完治するまでどのくらいの期間が必要ですか？

症状の程度や原因により個人差がありますが、適切な治療により数週間から数ヶ月で改善が期待できます。継続的なケアが重要です。

整形外科と脳神経外科のどちらを受診すべきですか？

まずは整形外科を受診し、必要に応じて脳神経外科への紹介を受けることが一般的です。症状によっては専門的な検査が必要な場合があります。

後頭部のこりに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは後頭部のこりと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。後頭部のこりに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！