骨盤底筋のゆるみ

骨盤底筋のゆるみとは

骨盤底筋のゆるみとは、骨盤の底部分にある筋肉群が弱くなったり、しっかりと収縮できなくなった状態のことです。

骨盤底筋は子宮、膀胱、直腸といった骨盤内の臓器を下から支える重要な役割を担っており、この筋肉がゆるむことで尿もれや頻尿、骨盤臓器脱などの様々な症状が現れます。

特に女性は妊娠や出産を経験することで骨盤底筋にダメージを受けやすく、症状に悩まされる方が多くいらっしゃいます。40代で約5-13%、50代で約6-17%の女性が何らかの症状を経験しており、年齢とともに増加傾向にあります。

骨盤底筋のゆるみを放置すると、外出時に常にパッドが必要になり、旅行や運動を楽しめなくなってしまいます。夜間頻尿により睡眠不足が慢性化し、日中の活動に支障をきたすことも少なくありません。

最悪の場合、骨盤臓器脱により子宮や膀胱が体外に出てしまい、手術が必要になることもあるのです。感染症のリスクが高まり、さらなる合併症を引き起こす危険性もあります。

骨盤底筋のゆるみの原因

医学的には骨盤底筋のゆるみの主な原因は以下のように説明されています。

妊娠・出産によるダメージ

妊娠中は赤ちゃんの重みが骨盤底筋にかかり続け、分娩時には筋肉や靭帯、神経に大きなダメージを与えます。

加齢による筋力低下

年齢を重ねるにつれて体の筋肉は自然と衰え、骨盤底筋も例外ではありません。

女性ホルモンの低下

閉経前後はエストロゲンが減少し、筋肉の弾力や張りを保つ働きが弱まります。

肥満による負荷

体重増加により骨盤底筋への負担が増加し、常に腹圧が高い状態になります。

このように骨盤底筋のゆるみは複数の要因が影響しており、骨盤底筋のゆるみと一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、骨盤底筋のゆるみを改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

骨盤底筋のゆるみの場合、病院では次の治療法が一般的です。

骨盤底筋トレーニング

医療機関の産婦人科や泌尿器科で行う理学療法士による指導が用いられますが、正しい収縮を得るまでに時間がかかり、間違った方法では症状が悪化する可能性があります。

継続的な通院と個人指導が必要で、保険適用外の場合は費用負担も大きくなります。

薬物療法

過活動膀胱に対する薬物療法が処方されますが、口の渇きや便秘などの副作用があり、根本的な筋力改善にはつながりません。

しかし、あくまで症状を抑制するだけであり、長期服用による体への負担も懸念され、根本改善とは言えないでしょう。

ペッサリー療法

膣内に器具を挿入する保存的治療法ですが、定期的な交換が必要で、感染症や膣壁損傷のリスクがあります。

また、根本的な治療ではなく対症療法にとどまり、根本的な筋力改善には至りません。

骨盤底筋のゆるみを改善するために

まずはあなたの骨盤底筋がなぜゆるんでしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

骨盤底筋のゆるみは気づかない間に発症することが多く、骨盤の歪みや姿勢の乱れが大きく関わっています。当院では詳細に分析し、骨盤のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

骨盤底筋のゆるみの臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、骨盤・骨盤底筋の左右のアンバランスの改善や効果的なエクササイズもお伝えしながら、あなたの骨盤底筋のゆるみのお悩みに向き合います。

骨盤底筋のゆるみでお悩みなら一度ご相談ください。

骨盤底筋のゆるみのQ＆A

骨盤底筋のゆるみは自然に治りますか？

残念ながら自然治癒は期待できません。筋肉は使わなければ衰える一方で、適切なトレーニングなしに改善することはほとんどありません。早期の対処が重要です。

骨盤底筋のゆるみの人がやってはいけないことは？

重いものを急に持ち上げる、激しい咳を我慢する、便秘を放置するなど腹圧を急激に高める行為は避けるべきです。また間違った骨盤底筋体操も症状悪化の原因となります。

出産経験がなくても骨盤底筋はゆるみますか？

はい、加齢、肥満、慢性的な咳、重労働、運動不足などが原因で出産経験のない方でも骨盤底筋のゆるみは発生します。20代でも症状を訴える方がいらっしゃいます。

骨盤底筋体操はどのくらい続ければ効果が出ますか？

個人差がありますが、正しい方法で継続すれば3か月程度で効果を実感される方が多いです。ただし、間違った方法では効果が出ないため、専門指導を受けることが重要です。

男性でも骨盤底筋のゆるみは起こりますか？

男性にも骨盤底筋のゆるみは発生します。加齢、肥満、前立腺の手術歴などが原因となり、尿失禁や頻尿の症状が現れることがあります。

骨盤底筋のゆるみと骨盤臓器脱の違いは何ですか？

骨盤底筋のゆるみは筋肉の機能低下を指し、骨盤臓器脱はその結果として臓器が体外に出てしまう状態です。ゆるみが進行すると臓器脱につながる可能性があります。

尿もれパッドを使い続けても問題ありませんか？

パッドは一時的な対処法として有効ですが、根本的な解決にはなりません。長期使用により皮膚トラブルを起こす可能性もあるため、原因に対する治療が大切です。

骨盤底筋のゆるみは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や筋肉の質、コラーゲンの性質などが遺伝的に影響する場合があります。家族歴がある方は予防的なケアをお勧めします。

何歳頃から骨盤底筋の衰えが始まりますか？

一般的には30代後半から徐々に筋力低下が始まり、40代以降に症状として現れることが多いです。更年期以降は女性ホルモンの影響でさらに進行しやすくなります。

骨盤底筋のゆるみを予防する方法はありますか？

適度な運動、正しい姿勢の維持、便秘の予防、適正体重の維持、そして若いうちからの骨盤底筋トレーニングが効果的な予防法です。

骨盤底筋のゆるみに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは骨盤底筋のゆるみと相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。骨盤底筋のゆるみに悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！