肩峰下滑液包炎

肩峰下滑液包炎とは

肩峰下滑液包炎は、肩の骨と筋肉の間にあるクッションの役割を持つ「滑液包」に炎症が起きる疾患です。

この滑液包は肩関節の動きを滑らかにし、摩擦を軽減する重要な働きをしており、肩を上げる動作や繰り返しの負担が原因で炎症が生じ、肩の痛みや動かしにくさを引き起こします。

特に中高年の方に発症しやすく、国内で推定600万人の中高年が肩の慢性炎症疾患で悩んでいるとされます。50歳以上の26.6%がなんらかの肩の痛みを経験しているとの調査もあり、潜在的な患者は非常に多い疾患です。

肩峰下滑液包炎を放置すると、急性の炎症が治まらず慢性化し、肩の可動域が著しく制限される危険性があります。髪を洗う、高い場所の物を取るなどの日常動作も困難になり、生活の質が大幅に低下します。

さらに進行すると夜間痛や睡眠障害、筋力低下を伴い、腱板断裂など重篤な障害に繋がることもあり、最悪の場合は手術以外での改善が困難になる恐れがあります。

肩峰下滑液包炎の原因

医学的には肩峰下滑液包炎の主な原因は以下のように説明されています。

肩の使いすぎ（オーバーユース）

反復動作や家事・スポーツによる肩への負担が蓄積され、滑液包に炎症が生じます。テニスや野球などのオーバーヘッド動作を繰り返すスポーツで多く見られます。

不良姿勢

猫背や巻き肩などの不良姿勢により、肩に負担が集中し続けることで滑液包が圧迫され炎症を起こします。

加齢変化

年齢とともに滑液包を含む肩周囲の組織が弱くなり、炎症を起こしやすくなります。血流の低下も炎症の治癒を妨げる要因となります。

肩周囲筋の筋力低下

肩を支える筋力が不足することで、肩関節の安定性が低下し、滑液包への負担が増加します。特にローテーターカフ（回旋筋腱板）の筋力低下が問題となります。

このように肩峰下滑液包炎は複数の要因が影響しており、肩峰下滑液包炎と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、肩峰下滑液包炎を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

肩峰下滑液包炎の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法（消炎鎮痛剤）

内服薬や湿布などの外用薬が処方されますが、根本的な改善には至らず、長期使用による副作用のリスクがあります。

一時的な症状緩和にとどまるため、薬を止めると再び痛みが戻ることが多いのが現実です。

ステロイド注射

強い抗炎症作用により症状の改善が期待できますが、効果が一時的で繰り返しの注射が必要になる場合があります。

注射部位の組織萎縮や感染のリスクも考慮する必要があり、根本的な解決策とは言えません。

理学療法

理学療法士による運動指導が行われますが、効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な自己管理が重要となります。

指導通りに継続できない場合、期待される効果が得られないことが多々あります。

物理療法

超音波治療や電気刺激療法などが用いられますが、単独では効果が限定的で、他の治療法との併用が前提となります。

根本的な原因解決には至らないため、対症療法の域を出ないのが実情です。

肩峰下滑液包炎を改善するために

まずはあなたの肩がなぜ肩峰下滑液包炎になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

肩峰下滑液包炎は気づかない間に発症することが多く、姿勢の悪化や筋肉のアンバランスを伴うようになります。当院では5種類の独自検査で詳細に分析し、肩のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に量子力学的アプローチによる施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩峰下滑液包炎の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、日常生活での姿勢指導や効果的なストレッチもお伝えしながら、あなたの肩峰下滑液包炎のお悩みに向き合います。

肩峰下滑液包炎でお悩みなら一度ご相談ください。

肩峰下滑液包炎のQ＆A

肩峰下滑液包炎は自然に治りますか？

多くの場合、適切な保存療法で改善が見込めますが、長期化や再発も少なくありません。早期の適切な対処により症状の進行を抑制し、機能回復を図ることが重要です。

手術以外で治す方法はありますか？

保存療法や運動療法、専門的な施術で手術を避ける選択肢があります。重症例では手術検討も必要ですが、多くのケースで手術以外の方法での改善が可能です。

肩峰下滑液包炎の人がやってはいけないことは？

痛みの出る動作や無理な運動は炎症を悪化させるため控え、日常の肩への負担を見直しましょう。特に頭上への動作や重量物の持ち上げは注意が必要です。

病院や整骨院はどちらに行けばいいですか？

肩や関節の専門科（整形外科）が基本ですが、慢性的な場合は整骨院などを併用される方も多いです。症状に応じて適切な医療機関を選択することが大切です。

放置するとどんな症状が出ますか？

放置すると慢性化や筋力低下、可動域制限、重症化などが進み日常生活に大きな支障が出ます。夜間痛や睡眠障害を伴うこともあります。

痛み止めや湿布は効きますか？

一時的には緩和しますが、根本的な改善には至らず、長期使用は副作用リスクも考えられます。対症療法として有効ですが、原因治療が重要です。

肩を無理に動かすと悪化しますか？

無理な運動で炎症が悪化する恐れがあるため、適切な指導のもと無理のない範囲で行いましょう。痛みを我慢して動かすことは避けるべきです。

一度治っても再発しますか？

発症原因を繰り返すと再発のリスクは高いです。生活習慣の見直しと体のケア、定期的なメンテナンスが再発予防に重要です。

予防するにはどうしたらいいですか？

正しい姿勢の維持、適度な運動、肩の冷えや過負荷防止、早期のケアで予防に繋がります。日常動作の見直しも効果的です。

なぜ夜寝ているときに痛むのですか？

夜間は血行が悪くなり炎症部位の痛みを感じやすくなるため、睡眠中に痛みが悪化することがあります。また、寝返りによる圧迫も影響します。

肩峰下滑液包炎に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは肩峰下滑液包炎と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。肩峰下滑液包炎に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！