ハイハイがうまくできない（赤ちゃん）

はいはいがうまくできないとは

はいはいがうまくできないとは、赤ちゃんがお座りができる時期になっても、両手両膝をついて前へ進むはいはいの動作を自分でできない状態をいいます。

筋力発達の遅れや環境要因、先天的要因などが主な原因で、動作がぎこちない・途中で止まってしまうといった症状が現れ、バランス感覚や体幹の発達に影響を及ぼすことがあります。

海外の研究データによると、産道を通る自然分娩の際に、赤ちゃんの約95％がむちうちのような外傷を受けていることが報告されています。この出生時の産道を通るストレスは体幹部に大きな負担をかけ赤ちゃんの体の反り返りや不快感の原因となっていると考えられています。

小児カイロプラクティックは、このような出生時の負担を軽減し、お子さんの健やかな発育をサポートする上で大変有効な施術法です。早期のケアにより、お子さんの体のバランスを整え、快適な成長を促すことができます。

最近では「発達の個人差」として様子を見るケースが多くなっています。しかし、10ヶ月を過ぎても改善が見られない場合や他の発達遅れが重なる場合は、専門的な評価や支援が必要になることもあります。

はいはいができないまま放置すると、バランス感覚や体幹の筋力発達が十分に鍛えられず、ずりばいや寝返りから歩行への移行が遅れる可能性があります。

最悪の場合、運動機能や手足の発達障害、社会性への影響が生じることもあり、お子さんの将来的な成長に関わってきます。

はいはいがうまくできない原因

医学的にははいはいがうまくできない主な原因は以下のように説明されています。

筋力発達の遅れ

腹筋や背筋、手足の筋肉が弱いために四つ這いを維持しにくい状態です。体幹の支持力が不十分で、はいはいに必要な筋力が備わっていないことが原因です。

腰座りの未発達

お座りの姿勢が安定していないためはいはいに進みにくい状態です。基本的な姿勢保持能力が発達段階にあることが影響しています。

環境要因

滑りやすい床や遊ぶスペースが狭いことで機会を逸している場合があります。また、興味を惹くものが手の届く範囲にあることで、移動する意欲が育たないこともあります。

先天的要因

股関節脱臼や脳・染色体疾患に伴う運動発達の障害が影響している可能性があります。これらは医療機関での詳細な検査が必要となります。

このようにはいはいがうまくできない症状は複数の要因が関わっており、はいはいの問題と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、はいはいの問題を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

はいはいがうまくできない場合、病院では次の治療法が一般的です。

発達相談・健診

医療機関での発達相談や健診では全体的な評価は行われますが、短期間で成果が表れないことが多く、保護者の不安が続きやすい状況があります。

明確な診断が難しい場合、治療方針が定まりにくいという課題もあります。

リハビリ・運動指導

理学療法士による運動指導では専門的なアプローチが期待できますが、家庭でも継続が求められるため負担が大きくなります。

しかし、指導内容によっては効果が分かりにくく、継続が困難になることもあり、根本的な改善に至らないケースも少なくありません。

定期的な経過観察

経過観察では「様子を見ましょう」と言われることが多く、具体的な改善策が提示されないまま時間が経過する可能性があります。

この間に保護者の心理的負担が増大し、お子さんの発達への不安が膨らんでしまうことも珍しくありません。

はいはいがうまくできない症状を改善するために

まずはお子さんがなぜはいはいがうまくできないのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

はいはいがうまくできない症状は、骨盤や頸椎の問題が多く、ハイハイが出来ないことによる筋力の低下や発達遅れが気になります。当院では詳細に分析し、お子さんの体のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、赤ちゃんの検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

発達の問題に関する臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、ご家庭でのサポート方法や効果的な環境づくりもお伝えしながら、お子さんの発達のお悩みに向き合います。

はいはいがうまくできないことでお悩みなら一度ご相談ください。

はいはいがうまくできない症状のQ＆A

はいはいがうまくできないのは自然に治るの？

個人差が大きく、時に自然とできるようになる場合も多いです。しかし、気になる点があれば専門家へのご相談をおすすめします。早期の対応が将来の発達に良い影響をもたらします。

はいはいができない子がやってはいけないことはある？

無理に手や足を引っ張る、長時間同じ姿勢を強要したり寝かせきりにするのは避けてください。赤ちゃんのペースに合わせた環境づくりが大切です。

歩行や他の発達に遅れは出ますか？

はいはいの時期が遅れても多くは問題ありません。ただし、他の発達の遅れが重なる場合は医師の診察を推奨します。総合的な発達を見守ることが重要です。

いつまでにできないと受診が必要？

10カ月を過ぎてもずりばいも見られず、他の発達にも遅れがあれば早めに専門機関にご相談ください。早期対応が効果的な改善につながります。

受診するなら何科が良い？

まずは小児科、必要に応じて整形外科や発達専門外来が対応します。当院のような専門的な治療院での相談も有効な選択肢です。

環境を変えるだけで改善する？

広いスペースや工夫次第で意欲が刺激されはいはいが促されることもあります。環境整備と専門的なアプローチを組み合わせることで効果が期待できます。

病気や障害の可能性は？

明らかな筋力不足や姿勢の異常、発達全体の遅れがあれば病気や障害の可能性もあります。専門医による確認が大切で、当院でも適切なアドバイスをいたします。

他の子と比べて心配しすぎ？

個人差は大きいですが、ご家庭で不安や困りごとがあるなら積極的に専門家を頼ってください。早めの相談が安心につながります。

家庭でサポートできることは？

興味を惹くおもちゃを少し離れた場所に置く、一緒に遊ぶなど意欲のきっかけを作ってみましょう。専門的な指導と併せることでより効果的です。

このまま様子を見て大丈夫？

心配な症状がなければ経過観察も一つの選択です。しかし、不安が続く場合は早めの相談をお勧めします。安心できる環境で発達を見守ることが大切です。

はいはいがうまくできないことに悩んでいたご家族も、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックははいはいの発達問題と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。はいはいがうまくできないことに悩まされていたご家族も、当院でカイロプラクティックの施術を受けてお子さんの変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒にお子さんの健やかな成長を目指しましょう！