ぎっくり腰

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは、突然腰に激しい痛みが走る急性腰痛の総称で、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれています。

重い物を持ち上げた瞬間や体をひねった時、くしゃみをした時など、些細な動作がきっかけで起こることが多く、そのあまりの痛みに思わず動けなくなることもあります。欧米では「魔女の一撃」という劇的な表現もあるほど、突然襲ってくる激痛が特徴的な症状です。

厚生労働省の令和4年国民生活基礎調査によると、体の痛み等何らかの自覚症状がある人の約30％が腰痛を自覚しており、人数でいえば約1,200万人にものぼります。このうち急性腰痛であるぎっくり腰は、腰痛患者の相当な割合を占めていると推定されます。

ぎっくり腰を適切に対処せずに放置すると、急性の痛みが慢性的な腰痛に移行する可能性があります。痛みをかばう動作が癖になることで骨盤の歪みや姿勢の崩れを招き、肩こりや背中の痛み、さらには膝の痛みへと広がることがあります。

最悪の場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、坐骨神経痛などの深刻な疾患に発展し、手術が必要になる可能性もあります。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因として次のものが挙げられます。

急激な動作や無理な動き

重い荷物を急に持ち上げたり、中腰の姿勢から体をひねったりするなど、急激で無理のある動きによって腰に大きな負担がかかり発症します。

筋力不足と筋肉の疲労

腹筋や背筋などの体幹筋肉が弱いと腰を支える力が不足し、日常の動作でも腰への負担が増大して発症しやすくなります。

姿勢の悪さ

猫背や反り腰といった姿勢の悪さは腰への負担を増大させ、長時間のデスクワークなどで同じ姿勢を続けることでぎっくり腰の発生を助長します。

骨盤の歪み

日常生活の癖や姿勢の悪さにより骨盤に歪みが生じると、一部の筋肉が凝り固まってバランスが崩れ、筋肉への負担が大きくなって発症します。

このようにぎっくり腰は複数の要因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、ぎっくり腰を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

ぎっくり腰の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

痛み止めは一時的な症状緩和に留まり、根本原因の解決にはならないため、薬の効果が切れると再び痛みが戻ってきます。長期服用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

あくまで一時的に症状を抑えているだけであり、根本改善とは言えないでしょう。

注射治療

効果は一時的で、注射による痛みや感染症のリスクがあります。また、根本的な改善ではないため繰り返し治療が必要になることがあります。

根本的な原因解決には繋がらず、症状の再発を防ぐことは困難です。

理学療法

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。運動の方法を間違えると症状が悪化する可能性もあります。

独学で行うことは難しく、さらに痛みを抱えたまま正しくトレーニングを継続できる人は決して多くありません。

ぎっくり腰を改善するために

まずはあなたの腰がなぜぎっくり腰になってしまっているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

ぎっくり腰は急激な動作や無理な体勢で発症することが多いですが、その背景には姿勢の悪化や筋力不足、骨盤の歪みなど複数の要因が潜んでいます。当院では詳細に分析し、腰のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ぎっくり腰の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、姿勢指導や効果的な予防法もお伝えしながら、あなたのぎっくり腰のお悩みに向き合います。

ぎっくり腰でお悩みなら一度ご相談ください。

ぎっくり腰のQ＆A

ぎっくり腰は自然に治りますか？

軽度のぎっくり腰であれば2週間程度で自然に痛みが治まることが多いですが、根本原因を改善しなければ再発を繰り返すリスクが高まります。完全な改善のためには適切な施術を受けることが重要です。

ぎっくり腰の人がやってはいけないことは？

急性期には無理な運動や強いマッサージ、入浴での体温上昇は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に動くことも症状を悪化させる可能性があります。安静にしながら適切な対処法を選択することが大切です。

なぜ何度もぎっくり腰を繰り返すのですか？

根本的な原因である筋力不足や姿勢の問題、骨盤の歪みが改善されていないため、同じ条件で再び発症してしまうためです。表面的な痛みの軽減だけでなく、原因の根本改善が必要です。

ぎっくり腰になったら温めるべきですか、冷やすべきですか？

急性期の炎症がある時期（48-72時間）は冷却が基本です。その後、慢性期に移行したら温めて血行を促進することが効果的です。適切な判断のためには専門家に相談することをお勧めします。

どのくらいの期間で回復しますか？

一般的には2-4週間で痛みが軽減しますが、完全な機能回復には個人差があり、適切な治療を受けることで期間を短縮できます。根本改善を目指すことで再発も防げます。

ぎっくり腰の時はどんな姿勢で寝れば楽になりますか？

横向きで膝を軽く曲げた姿勢や、仰向けで膝の下にクッションを入れた姿勢が腰への負担を軽減します。痛みの程度に応じて最も楽な姿勢を見つけることが重要です。

マッサージを受けても大丈夫ですか？

急性期の強いマッサージは炎症を悪化させる可能性があります。症状に応じた適切な手技療法を専門家に相談することが重要です。タイミングと方法が改善の鍵となります。

仕事はいつから復帰できますか？

デスクワークであれば数日から1週間程度、肉体労働であれば2-4週間程度が目安ですが、症状の程度と職種により個人差があります。無理な復帰は再発の原因となるため慎重な判断が必要です。

ぎっくり腰の予防方法はありますか？

日頃からの体幹筋力強化、正しい姿勢の維持、適度な運動習慣、急激な動作を避けることが効果的な予防策となります。定期的な身体のメンテナンスも重要です。

手術が必要になることはありますか？

単純なぎっくり腰では手術は必要ありませんが、放置により椎間板ヘルニアなどの深刻な疾患に進行した場合は手術が検討されることもあります。早期の適切な対処が重要です。

ぎっくり腰に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックはぎっくり腰と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。ぎっくり腰に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！