動悸

動悸とは

動悸とは、自分の心臓の鼓動に敏感になって、不快感や違和感を自覚する状態のことです。

心臓は通常1分間に60～70拍で規則的に収縮しますが、このリズムが崩れることを総称して不整脈と呼び、これらを自覚した場合に動悸という症状になります。職場や人間関係のストレス、不安、緊張などが自律神経のバランスを崩し、心拍数の変化を引き起こします。

脈拍が速くても、遅くても、普通であっても、その脈拍がいつもと違うだけで動悸と表現されます。心房細動という不整脈では80歳代で男性4％、女性2％以上が患っており、高齢化に伴い患者数は年々増加傾向にあります。

動悸を放置すると、まず日常生活の質が大幅に低下します。仕事や趣味に集中できなくなり、睡眠不足による体調不良が慢性化する可能性があります。

さらに重大な問題として、ストレスによる動悸でも循環器の病気へ移行することがあり、ストレスがある方は心筋梗塞になる可能性が約1.5倍になるとされています。最悪の場合、失神を伴う重篤な不整脈へ進行し、突然死のリスクも高まります。また、心房細動などの不整脈では脳梗塞のリスクが約5倍高くなり、命に関わる大きな脳梗塞を引き起こす可能性があります。

動悸の原因

医学的には動悸の主な原因は以下のように説明されています。

ストレスや精神的要因

職場や人間関係のストレス、不安、緊張などが自律神経のバランスを崩し、心拍数の変化を引き起こします。

不整脈

心臓のリズムの異常により、心臓のポンプ機能が不規則になることで血液循環に影響を与えます。

貧血

体内の酸素運搬能力が低下するため、心臓がより多くの血液を送ろうとして心拍数が上がります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの過剰分泌により、全身の代謝が活発になり心拍数が増加します。

カフェインやアルコールの摂取

これらの物質が心臓の興奮性を高め、一時的に心拍数を上昇させます。

このように動悸は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。動悸と一口に言っても、一人ひとりその原因は大きく異なります。

さらに、その原因が複雑に絡み合っているため、動悸を改善するためには原因究明のための徹底的な検査が必要です。

病院とはここが違います

動悸の場合、病院では次の治療法が一般的です。

心電図検査

動悸が起きていない時の検査では異常が検出されないことが多く、診断に至らない場合があります。症状のタイミングと検査のタイミングが合わないという問題があります。

一時的な症状を捉えることができず、継続的な監視が必要になることも少なくありません。

ホルター心電図

検査期間中に症状が出現しない場合は診断できず、日常生活に制約が生じることもあります。装置の装着による不快感や行動制限もデメリットとして挙げられます。

しかし、あくまで症状の記録であり、根本的な原因の解明や改善には限界があります。

抗不整脈薬

副作用として新たな不整脈を誘発する可能性があり、長期服用による依存性も懸念されます。根本的な解決にはならない対症療法という限界もあります。

薬物による治療は一時的な症状緩和に留まり、継続的な服用が必要になることが多いのが現状です。

動悸を改善するために

まずはあなたの心臓がなぜ動悸を起こしているのか、その原因を明らかにします。

現状を正しく把握することが症状改善のためには大切であり、原因を取り違えたまま治療を進めてしまえば改善は見込めないからです。

動悸は気づかない間に悪化することが多く、ストレスや生活習慣の乱れを繰り返すようになります。当院では詳細に分析し、心臓や自律神経のどこに問題があるかを見つけ出します。そしてその検査結果を元に施術を行います。

当院の特徴

臨床経験豊富なカイロプラクターが、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

動悸の臨床経験を多く積んでいるカイロプラクターが責任をもって検査や施術を行います。そして施術だけではなく、生活習慣指導やストレス管理法もお伝えしながら、あなたの動悸のお悩みに向き合います。

動悸でお悩みなら一度ご相談ください。

動悸のQ＆A

動悸は自然に治りますか？

ストレスや生活習慣が原因の場合は適切なケアにより改善可能ですが、不整脈などの器質的疾患が原因の場合は専門的な治療が必要になります。放置せずに早めの対応が重要です。

動悸の人がやってはいけないことは？

過度のカフェイン摂取、激しい運動、睡眠不足、過度のストレスは避けるべきです。また、症状を我慢し続けることも危険で、適切な対処が必要です。

ストレスが原因の動悸と病気が原因の動悸の見分け方は？

ストレス性は特定の状況で起こりやすく、病気由来は突然発症し持続時間が長い傾向があります。正確な判断には専門的な検査が必要で、自己判断は避けましょう。

動悸が起きた時の正しい対処法は？

まず安静にして深呼吸を行い、脈拍を確認します。症状が続く場合や失神を伴う場合は速やかに医療機関を受診してください。冷静な対応が大切です。

カフェインやアルコールは完全に控えるべきですか？

完全に禁止する必要はありませんが、摂取量を控えめにし、症状との関連を観察することが大切です。個人差があるため、自分の体調に合わせた調整が必要です。

運動をしても大丈夫ですか？

軽度から中程度の有酸素運動は心機能向上に有効ですが、激しい運動は避け、医師と相談の上で適切な強度を決めることが重要です。無理は禁物です。

動悸と不整脈の違いは何ですか？

動悸は心拍を強く感じる症状であり、不整脈は心拍リズムの異常です。不整脈が動悸の原因となることがありますが、必ずしも一致しません。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

生活習慣の改善、ストレス管理、適度な運動、十分な睡眠などにより改善可能な場合があります。ただし、医師の診断は必要で、自己判断は避けるべきです。

どのくらい続いたら病院に行くべきですか？

数日間続く場合や、失神・胸痛を伴う場合は速やかに受診してください。軽微でも気になる症状があれば早めの相談をお勧めします。

動悸が起きやすい時間帯や状況はありますか？

夜間の安静時、ストレスのかかる状況、食後、カフェイン摂取後などに起こりやすい傾向があります。個人の生活パターンにより異なるため、記録をつけることも有効です。

動悸に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは動悸と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。動悸に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

もう遅い、と考えずに一緒に理想の自分になりましょう！