
代表:高井お気軽にご相談ください!


こんにちは、フジカイロプラクティック・京都太秦の髙井です。
最近、「起立性調節障害と診断されてから、部活をどうしたらいいのか分からない」という相談がとても増えています。
もしあなたやお子さんも同じように、体調と部活の両立に悩んでこのページにたどり着いたのであれば、ここで少し肩の力を抜いてもらえたら嬉しいです。
朝起きられない日が続く中で、練習や大会、仲間との関係を思うと、不安や焦りでいっぱいになりますよね。
「このまま続けていいのか」「思い切って休むべきか」一人で抱え込んでいませんか。
そんなあなたのために、今日は起立性調節障害と部活動の付き合い方について、現場で多くの中高生をみてきた立場からお話ししていきます。
なお、起立性調節障害そのものの詳しい症状については起立性調節障害の解説ページもあわせて読んでみてください。


部活を続けたい気持ちと、体がついてこない現実。そのギャップに苦しんでいる子が本当に多いと日々感じています。この記事が、少しでも迷いを減らし「これでいいんだ」と思える選択のヒントになればと思って書いています
まず最初にお伝えしたいのは、「悩んでしまうのは、あなたが部活も仲間も大切に思っているから」ということです。
ただサボりたいからではなく、本気で続けたいからこそ、思うように動けない自分を責めてしまいやすいのです。
周りからはなかなか見えにくい症状だからこそ、「甘えなんじゃないか」と誤解されやすいところも、苦しさを増やしてしまいます。
起立性調節障害は、自律神経のバランスが崩れることで、朝起きられない、立ちくらみ、頭痛、だるさなどが強く出てしまう状態です。
見た目には元気そうに見える日もあるので、「遊びには行けるのに、なんで学校や練習には来られないの?」と心ない言葉をかけられることもあります。
でも、朝の時間帯と午後の体調は全く別物で、本人にしかわからない波があります。
そのギャップを説明するのは、本当に難しいですよね。
さらに、中学・高校の部活は「毎日参加するのが当たり前」という空気があります。練習に行けない日が続くと、「迷惑をかけている」「自分だけ置いていかれる」と感じやすくなり、焦りと罪悪感が積み重なっていきます。
こうした背景があるからこそ、単純に「無理しないでね」と言われても、素直に休めない気持ちが生まれてしまうのです。
多くの子がつまずいてしまうポイントは、「完全に続けるか」「完全にやめるか」という二択で考えてしまうことです。白か黒かで考えるほど、どちらを選んでも後悔しそうで決められなくなります。
実際には、その間にたくさんのグラデーションがあります。
たとえば、しばらくは見学中心にするとか、大会前だけ短時間参加するとか、朝練は休んで放課後だけ顔を出すとか。
こうした「調整しながら続ける」という選択肢を知るだけでも、気持ちはかなり楽になります。
もちろん、症状の重さや競技の強度、チーム事情によって取れる形は変わります。
それでも、「全部かゼロか」ではなく、「今の体でできる形を一緒に探す」という視点に切り替えることが、心と体の両方を守る第一歩になります。
ここでとても大事なお話をさせてください。起立性調節障害は、薬や一時的な対処だけで劇的に良くなる「単純な不調」ではありません。
私の臨床経験からも、姿勢、生活習慣、そしてメンタル面という3つの柱を総合的に整えていくことで初めて、少しずつ本当の意味で回復していくと強く感じています。
一つ目の柱は「姿勢」です。
猫背や首のゆがみ、骨盤の傾きなどは、首周りの血流や自律神経の働きに大きく影響します。
長時間のスマホやゲーム、勉強の姿勢が続くと、首や背中が固まり、余計に自律神経の乱れを招きやすくなります。
当院では、背骨や骨盤のバランスを整え、呼吸がしやすくなる姿勢を作ることで、体がリラックスモードに入りやすい土台を整えていきます。
二つ目の柱は「生活習慣」です。
起きる時間や寝る時間、朝食の有無、水分や塩分の取り方、入浴のタイミングなど、毎日の積み重ねが自律神経に与える影響はとても大きいです。
たとえば、夜遅くまでスマホを見ていて睡眠リズムが乱れると、朝起きるのはますますつらくなりますし、水分不足や極端な偏食も症状を悪化させる要因になります。
いきなり完璧を目指す必要はありませんが、「ここなら変えられそう」というところから少しずつ整えていくことが大切です。
三つ目の柱が「メンタル面」です。
これが、実はとても見落とされやすい部分です。
「頑張れない自分を責める気持ち」「周りに分かってもらえない孤独感」「将来への不安」など、心のストレスはそのまま自律神経の負担として体に返ってきます。
ゆがんだ姿勢で浅い呼吸のまま、ずっと不安を抱えていると、体も心も緊張から抜け出せません。
だからこそ、「話を聞いてもらえる場所」「本音を出せる相手」がいるかどうかは、回復のスピードに大きく関わってきます。
この3つの柱はどれか一つだけ整えればいい、というものではありません。
姿勢が整っても生活が乱れたままだと良くならないし、生活習慣を頑張っても、メンタルがすり減り続けていると限界がきます。
逆に言えば、一つ一つは小さな変化でも、三方向から少しずつ積み重ねていくことで、気づけば「あれ、前より朝が楽になってきたかも」と感じられるタイミングが必ず訪れます。
ここからは、少し体の仕組みの話も交えながら、運動が起立性調節障害にどう関わってくるのかを整理していきます。
難しい専門用語はなるべくかみ砕いてお伝えしますので、気になるところから読んでみてくださいね。
起立性調節障害では、自律神経がうまく働かず、血圧や心拍数のコントロールが乱れやすくなっています。
立ち上がったときにふらついたり、少し動いただけでドキドキしたりするのは、そのためです。
激しい運動をすると、心臓や血管、自律神経に一気に負担がかかります。
体がその負荷に対応しきれない状態だと、運動後に強い疲労感や頭痛、気分不良が長時間続いてしまうこともあります。
一方で、全く動かない生活が続くと、筋力や心肺機能が落ちて、少し動いただけでもしんどく感じやすくなります。
血流も悪くなり、自律神経のバランスも崩れやすくなるので、適度な運動が必要なのも事実です。
この「動かなさすぎても良くないし、激しすぎてもつらい」という間で、その子にとってのちょうどいいラインを探ることが大切になってきます。
イメージしやすいように、症状の状態と運動の強さをざっくり表にまとめてみます。
これはあくまで目安ですが、自分のおおよその位置を客観的に見るヒントになると思います。
| 症状の状態 | 日常生活の様子 | おすすめの運動イメージ |
|---|---|---|
| かなりつらい時期 | 朝ほとんど起きられない、通学もままならない | ストレッチやゆっくりした散歩程度から |
| 少し波はあるが動ける日もある | 午後からなら登校できる日が増えてきた | 軽いジョギングや短時間の練習から試す |
| だいぶ安定してきた | ほぼ毎日通学でき、寝込む日は少ない | 徐々に部活のメニューに近づけていく |
今の自分を「無理してる自分」ではなく、「冷静に見つめている自分」として眺めてみると、今必要なペース配分が見えてきます。
ここで大事なのは、周りのペースではなく、自分の体調の波を基準にするということです。
では、具体的に部活との距離感をどう決めていけばいいのか?
一気に答えを出そうとするとしんどくなるので、「体」「心」「学校生活や将来」の三つの視点に分けて整理してみましょう。
一番大切なのは、やはり体の安全です。
練習に出た日は、家に帰ってからの様子がどうかをしっかり観察してみてください。
練習直後だけではなく、その夜や翌日に、いつもより強い頭痛やめまい、だるさ、起き上がれないほどのしんどさが出るかどうかが大事なサインになります。
もし明らかに悪化しているようであれば、今の練習量やメニューは負荷が強すぎる可能性があります。
逆に、軽めのメニューであれば「疲れはするけれど、翌日に寝込むほどではない」というラインに収まることもあります。
その場合は、そのレベルの運動が今の自分にとっての適度な運動になります。
ここで大事なのは、「今日はたまたま体調がマシだから」と一気に飛ばしすぎないことです。
体は少しずつ慣らしていく方が、結果的に早く安定していきます。
体だけでなく、心の消耗具合も忘れずに見てあげてほしいところです。
練習に行くたびに、顧問や仲間の何気ない一言がグサッときてしまうこともありますよね。
「またサボってると思われてるかも」「役に立てていない自分なんていない方がいいのかも」といった思いが募ると、それ自体が大きなストレスになり、自律神経の乱れを余計に強めてしまうことがあります。
もし練習から帰ってくるたびに、泣きたい気持ちになっていたり、自己嫌悪でいっぱいになっているようなら、一度立ち止まっていいサインかもしれません。
その場合、「完全に辞める」前に、「一定期間お休みして様子を見る」「見学中心にさせてもらう」など、心の負担を減らす形はないか、周りの大人と一緒に考えてみてください。
もう一つ忘れがちなのが、学校生活全体とのバランスです。部活にエネルギーを使い切ってしまい、授業に出られない日が増えている場合、内申や進路の不安も出てきますよね。
もちろん、部活でしか得られない経験や仲間との絆もとても大切です。
ただ、「今の自分にとって一番守りたいものは何か」を一度書き出してみるのもおすすめです。
例えば、「高校受験を優先したい時期だから、今は通学と授業を最優先にして、部活はできる範囲で」と決めるだけでも、迷いが少し減ります。
逆に、「部活が心の支えになっているから、成績は少し落ちてもいいから続けたい」という選び方もあります。
どちらが正解ということはなく、自分と家族が納得できる基準を持つことが、後悔を減らす鍵になります。
ここからは、実際に当院に来られた中高生たちが選んできた「部活との付き合い方」の一例を紹介します。
あなたにぴったり同じ形でなくても、「こんなパターンもありなんだ」と知るだけで気持ちが少し軽くなるかもしれません。
体調が安定するまでの一定期間、練習には顔を出すけれど、ほとんどは見学にしてもらう形です。
ボール拾いやタイム計測など、できる範囲でサポート役をする子もいます。
この形の良いところは、体への負担を減らしながら、チームとのつながりを保てることです。
「所属している場所がある」という安心感が、回復の大きな支えになるケースも少なくありません。
顧問の先生の理解が得られれば、ウォーミングアップや基礎練習だけ参加し、激しい対人メニューや長時間の走り込みは外してもらうことも可能です。
特に、持久走やインターバル走など心肺に大きな負担がかかるメニューは、起立性調節障害の子には強すぎることが多いです。
その分、フォームの確認や筋トレ、ストレッチなど、体への負担が比較的少ない練習に時間を使うことで、競技復帰に向けた準備にもなります。
症状がかなり強く出ている時期は、思い切って「まずは体を立て直す期間」と割り切って休む選択をする子もいます。
「このままなんとなくズルズルと出たり休んだりする方が、かえってしんどい」と感じるタイプの子には、こちらが合うこともあります。
この場合、「〇月までは休んで、その時点でまたどうするか考える」といったように、あらかじめ見直すタイミングを決めておくと、少し心に区切りがつきやすくなります。
「自分の体調は理解できてきたけれど、それをどう人に伝えたらいいか分からない」という声もよく聞きます。
特に、「怠けていると思われたくない」「本当は続けたい気持ちを分かってほしい」と思えば思うほど、言葉が出てこなくなりますよね。
そんなときは、すべてを完璧に説明しようとしなくて大丈夫です。「病院でこういう診断を受けていること」「朝や運動の後にこういう症状が出ること」「本当は続けたいけれど、今の体では全部のメニューをこなすのが難しいこと」の三つを、紙に書き出してみてください。
それをもとに、保護者や学校の先生と一緒に伝え方を考えると、一人で抱え込まずに済みます。
場合によっては、医師の診断書や説明文を見せることで、周りの理解が一気に進むこともあります。
当院でも、体の状態や自律神経の乱れについて、検査結果をもとに説明しながら、保護者の方と一緒に学校への伝え方を整理することがあります。
客観的な情報が一枚あるだけで、「甘え」ではなく「病気として配慮が必要な状態」だと周囲が理解しやすくなるのです。
ここまで読んでいただいて、「結局、自分はどうしていけばいいんだろう」と感じている方もいるかもしれません。
そんなときこそ、一人で答えを出そうとせず、体の状態をプロの目でチェックしてもらうのも一つの方法です。
当院では、姿勢分析や各種検査を通して、自律神経や血流、筋肉のバランスを細かく見ていきます。
そのうえで、脊椎の調整や内臓へのアプローチ、量子力学的な視点を取り入れたケアを組み合わせ、体が本来持っている回復力を引き出していきます。
特に、姿勢・生活習慣・メンタル面の3つの柱を一緒に見ていくことを大切にしています。
施術ベッドの上だけで完結するのではなく、家での過ごし方や学校で気をつけたいポイント、気持ちがしんどくなったときの対処法まで含めて、一人ひとりに合わせた計画を立てていきます。
こうした総合的なアプローチを続けていくことで、「朝起きられる時間が少しずつ早くなった」「学校に行ける日が増えた」「体調が安定してきて、部活にも顔を出せるようになった」といった変化を感じる方が少しずつ増えていきます。
もちろん、変化のスピードは人それぞれです。
ただ、方向性さえ間違えなければ、少しずつでも前に進んでいくことはできます。
あなたにとっての最適なペースや運動量を、一緒に探っていくパートナーとして、私たちを頼ってもらえたら嬉しいです。
大切なのは、「頑張れなかった自分」を責めるのではなく、「今の自分の体が教えてくれているサイン」を尊重することです。
そして、そのサインを無視せず、しっかり向き合うことは、決して弱さではなく、むしろ大きな強さだと私は思っています。
起立性調節障害と部活の問題には、絶対の正解はありません。
だからこそ、「みんなと同じようにできない自分」を責めるのではなく、「自分に合ったやり方を探している途中なんだ」と捉え方を少し変えてみてほしいのです。
続けることも、休むことも、そのどちらも「間違い」ではありません。
大事なのは、あなたやお子さんの体と心が少しでも楽になり、将来をあきらめずに済む選択ができるかどうかです。
もし今、「どうしたらいいか全然決められない」と感じているなら、それは一人で抱え込んでいるサインかもしれません。
そんなときは、遠慮なく私たちに相談してください。
体の状態を一緒に確認しながら、部活との距離感や、これからの学校生活のことまで含めて考えていくお手伝いができればと思っています。
姿勢、生活習慣、メンタル面の3つの柱を一緒に整えながら、あなたが「これで良かった」と思える道を選べるように、全力でサポートします。
起立性調節障害についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの起立性調節障害の症状ページもぜひご覧くださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。一人で悩みを抱え込まず、いつでも気軽に相談できる場所があると思ってもらえたら嬉しいです。
あなたやお子さんが、自分らしいペースで学校生活や部活を楽しめるよう、私たちも精一杯お手伝いさせていただきます。

